睡眠と不眠の間に…!

皆さんよく眠れていますか? 眠れていない皆さんに、眠りのメカニズムと眠りの方法を解説します。

「夢」への先鞭 フロイトとユングの功績!


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前回、前々回と「夢」について書きました。


今回は夢について欠かすことのできない
2人の人物について書きます。




フロイト!



「夢」について話をすると
真っ先に浮かんでくる人物と言えば
ジークムント=フロイトである。


オーストリア出身のユダヤ人で、
精神医学者でした。


但し自身は「心理学者」であると述べています。




医者として、催眠によるヒステリー治療を行い、
そこで精神分析の手法を確立していきます。



そしてフロイトと言えば
夢診断で有名です。



フロイトは、夢を

抑圧された無意識の欲望が、
他のものに置き換えられたり、
圧縮されたりして姿を変えて現れたもので、
欲望の充足を目的にしたもの


としている。


夢は抑圧された欲望が形を変えたもの


つまりフロイトによると、

欲望が意識に侵入して睡眠を妨害しないように、
見張り役を果たしているのが夢

と考えているのだ。

これは、当時はセンセーショナルを巻き起こした。


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ユング!


そしてフロイトの弟子である
カール=グスタフ=ユング
スイス国籍の精神科医で心理学者。


フロイトに師事して、一時は仲が良かったが、
学説を巡って対立し、袂を分かれた。


ユングは無意識の概念を
個人的無意識」と「集合的無意識」に分ける


個人的な経験による無意識のほかに、
洋の東西を問わず人間共通の集合的無意識がある
と考えたのです。


ユングによると白人、黒人、アジア人などは、
肌の色は異なっていても「集合的無意識」では
共通している、としている。


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現代の評価!



現代ではフロイト、ユング共に
影響力はほとんどありません。


それどころか日本の精神医学では研修医に
フロイトやユングを教える機会はほとんどない


彼らの影響力を含んだ神経症や
ヒステリーという概念も非実践的とされています。


ただし精神病理学の分野では
フロイトのヒステリー論なが取り上げられるので、
完全に死滅したものではありません。



いずれにせよ彼らの時代は
レム睡眠すら発見されておらず、
現代とは実証的に差があると言わざるを得ません。


現代の夢研究の学者の中には
フロイトやユングを蛇蝎の如く嫌う人もいます。



ボストンにある睡眠認知センターの代表だった
精神科医のアラン=ホブソンは

夢は夢に過ぎない

と言い切っています。




フロイトによる
抑圧された無意識の欲望など
現代では否定されています。



しかし現代の夢研究者が、研究を出来るのも
フロイトやユングが先鞭をつけたからです。


この功績を否定する学者はいません。













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夢の認識 中世以降



前回、夢についての歴史を紹介し、
古代世界では「夢」は神のお告げと捉えられ、
重要事項の決定にも使われたことを書きました。



今回は中世以降の話を描きます。


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中世以降の夢!



夢はレム睡眠時に見ます。




人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、
レム睡眠とは比較的浅い睡眠で、
体は眠っているのですが、脳は起きている状態。


ノンレム睡眠とはその逆で深い睡眠。
体も脳も眠っている状態です。


眠ると最初に深いノンレム睡眠に入ります。
そして徐々に覚醒していき、レム睡眠に入ります。


その後またノンレム睡眠に入り、

ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠…

というサイクルを繰り返します。



この1サイクルは約90分で、
寝ている時に何度か繰り返します。


因みにこの90分のサイクルを意識すると
快適な睡眠ができます。


眠る時間を90の倍数にして、
その瞬間に目覚めると、スムーズに起きられます。


つまり6時間とか7時間半とかの睡眠にすると
快適に目覚めることができます。






前回は古代の「夢」の認識について書きました。


ところで夢は中世以降
どのような認識だったのでしょうか?



その特徴は悪夢の登場です。




ネコ5


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悪夢の登場!



この後のことは日本のことを書きます。


平安時代に入ると悪夢の記載が登場します。


例えば平安末期の「袋草紙」には、
呪文を唱えると悪夢が消えるという記載があります。


悪夢は凶運を意味します。
そして悪夢を見ないように、
コントロールすることを思いつきます。



古代の世界では、夢は神のお告げであり、
人間がどうこうできる存在ではないのですが、
中世では、どうにかして凶運を避けようとします



そこにあるのは悪夢の認識です。
そして夢は現実にあるという考えです。


夢は現実に起きる。悪い夢も現実になる。


だからそれをコントロールしたい


悪い夢を見るには理由がある。
そしてそれをコントロールすることが可能である、


そういう認識が出てきます。


ネコ2





夢は虚構!


鎌倉時代にも夢は現実だという認識はあります。


しかし室町、戦国時代になると、
夢はあくまで虚構であるという認識が生まれます。


これは戦乱の絶えない過酷な現実が影響します。


良い夢を見たのに、実際には過酷な現実が起こる。


こういうことを繰り返すと、
夢は虚構を認識するようになります。




太平の世が続いた江戸時代は
夢信仰が庶民に広がり、より通俗的になります。


中国の想像上の動物「獏(バク)」が
夢を食べると信じられたのはこの頃からです。


正月に見ると縁起の良いという

「一富士 二鷹 三茄子」

は駿河(静岡県)の夢占いからきています。




因みに一富士は富士山で、二鷹は愛鷹山です。


この愛鷹山は、駿河で二番目に大きい山だそうで、
そこからきたそうです。
実際には愛鷹山より大きい山は駿河にある。


しかし「茄子」はよくわからないようですが、
一説には初茄子が高値だったことから、
高いものの代名詞として、つけられたとか。




このように「夢」は、
現実から虚構そして縁起物として
認識が変わっていったのです。





現在でも
良い夢は信じるが、悪い夢は信じない
という人がいますが、
江戸の庶民に近い考えかもしれません








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夢のお告げ 世界中にあった夢による未来の予測



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夢の歴史


眠るとを見ます。


中には見ない人もいるのですが、
見ることも多くあります。


人間の睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠があり、
レム睡眠とは比較的浅い睡眠で、
体は眠っているのですが、脳は起きている状態。


ノンレム睡眠とはその逆で深い睡眠
体も脳も眠っている状態です。


眠ると最初に深いノンレム睡眠に入ります。
そして徐々に覚醒していき、レム睡眠に入ります。


その後またノンレム睡眠に入り、

ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠…

というサイクルを繰り返します。



この1サイクルは約90で、
寝ている時に何度か繰り返します。


因みにこの90分のサイクルを意識すると
快適な睡眠ができます。


眠る時間を90の倍数にして、
その瞬間に目覚めると、スムーズに起きられます。


つまり6時間とか7時間半とかの睡眠にすると
快適に目覚めることができます。




ところで夢は
どのように意識されていたのでしょうか?



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重要事項の決定!


現代人は夢と現実を区分して考えますが、
古代人にとって夢の方が
むしろ現実だと考えられていました。


夢のお告げという奴です。


メソポタミアから出土した粘土板に記された
英雄伝説「ギルガメッシュ」には
夢を解釈する方法が描かれています。


またインドや中国でも夢は神のお告げであり、
夢を解釈することで未来を予測できると
考えられていました。


これらにはオーストラリアや
アフリカの未開人にも同様な傾向がありました。



このように世界各国では
夢が神のお告げであり、解釈することで
未来を見通すことができると考えられていました。


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日本では!


日本人の夢に対する考えも、
古代では概ね似通っていました。


「古事記」や「日本書紀」でも
夢は政策決定に不可欠なものと捉えられていました。


代表的な例では聖徳太子のは、
夢殿(ゆめどの)と言われる場所で眠り、
夢を指針にして政治を行っていました。


因みに現在の法隆寺にある夢殿は
聖徳太子死後に建てられたもので、
実際に本人が使っていた夢殿が
どこにあるのかわかっていません。




このように日本の場合でも
諸外国と同様に、夢を

今後の未来を占うもの

と位置付けていたようです。



聖徳太子は夢殿で眠る際に
1日3度の沐浴をしてから
神床(かんどこ)に向かいました。


最後は神頼みというイメージが拭えませんが、
「夢託(むたく)」「神託(しんたく)」という
言葉が示すように、聖徳太子のような大政治家も
大きな決定に、プレッシャーがあったのでしょう。


夢のお告げとは
決して無意味なものとは言えないのかもしれません。


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