睡眠と不眠の間に…!

皆さんよく眠れていますか? 眠れていない皆さんに、眠りのメカニズムと眠りの方法を解説します。

2017年04月

夢によってノーベル賞をとった ジェームズ=ワトソン


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ネコ11


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最近について書いています。


今回は夢の中で着想を得た
学者について書いていきます。






夢での着想!



夢には良い夢もあれば、悪い夢もあります。


現実には存在しない
突拍子もない夢もあります。


そういった夢には、
現実にはない視点があり、
通常では考えられない着想があります。


先日はその着想を得た画家である
サルバドール=ダリについて書きました。

それについてはこちらを参照してください。




そしてその次には世界的な歌手
ポール=マッカートニーの
「イエスタディ」誕生秘話を書きました。

それについてはこちらを参照してください。






そういったことは学者にもあります。
「夢」がきっかけでノーベル賞になったケースが。


アメリカの分子生物学者のジェームズワトソンは
夢がきっかけでノーベル賞をとった



ワトソンは、DNAの分子構造を解明するために
長年研究を続けていたが、良い結果は出なかった。


ところがある夜、
ワトソンは夢の中で、2匹の蛇が
お互いにぐるぐると絡まりっている夢を見た。


これがきっかけになって、
DNAの2重らせん構造を思いついた。


そして1962年に
ノーベル生理学・医学賞を獲得しました。


まあその後、
差別発言で大変な目にあっているのですが、
元々、物議を醸す人で、自業自得でしょうが。



因みにこの賞は同僚と一緒に受賞したものですが、
同僚はその後、「睡眠と夢」の研究を進めたのです。


何か感化されることがあったのだろうか?

ネコ3


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その他のケース!



その他にも、
ドイツの薬理学者オットー=レーヴィは
神経間の伝達物質について研究していたが、
うまくいかずに悩んでいました。


しかし1923年のある夜、
睡眠中に思いついた実験法がうまくいき、
アセチルコリン発見に至りました。


アセチルコリンは、
レム睡眠に深くかかわる物質です。



また高校の授業でも習うベンゼン環
6個の炭素原子からなる六角形の構造だが、
これはドイツの科学者アウグスト=ケクレが
夢の中で、蛇が自分の尻尾をくわえて
輪になっている姿を見て思いついたという。



また元素の周期律表を編み出した
ドミトリ=メンデレーエフも元素票を
夢の中で閃いたという。



このようなケースは非常に多いのです



しかし我々一般人も同様な夢を見ているだろうが、
見ても何も感じないだろう。


それはその分野で、夢に現れるほど
一生懸命研究している学者だから
起きることかもしれません。


一生懸命研究しているから、
なんでも関連付けて考えられるのだろう。


そういう意味では、
夢を待っているだけでは何も生み出さないでしょう。







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女性1





夢から生まれた名曲 ポールマッカートニー「イエスタディ」


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今回は夢の中で着想を得た
作曲家について書いていきます。








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夢での着想!




夢には良い夢もあれば、悪い夢もあります。


現実には存在しない
突拍子もない夢もあります。


そういった夢には、
現実にはない視点があり、
通常では考えられない着想があります。


先日はその着想を得た画家である
サルバドール=ダリについて書きました。

それについてはこちらを参照してください。
http://kaitekisuimin01.com/archives/21026111.html




ところで以前にも書いたのですが、
夢とは視覚的要素がほとんどなのです。


つまり見るものです。


皆さんの中にも夢の中で聞くことは
少ないと思います。


しかしそうでもないケースがあります。


ダリが夢で着想を得て、作品を作ったように、
夢の中の「音」を参考に、曲を作った人がいます


例えば、元ビートルズのポールマッカートニー


彼の作った曲イエスタディ
夢の中で流れて生きた旋律から着想を得ました。



1965年5月のある朝、目を覚ますと、
頭の中に心に染み入る音楽が流れていた。


起き上がってピアノを弾いてみると、
非常にいいメロディだった。


もしかしたら誰かの曲かもしれないと思ったので、
ビートルズのメンバーに聞かせてみた。


しかしみんな知らないという。


それで自分のオリジナルであることを知った。


ポールマッカートニーの「イエスタディ」はこちら










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悪魔のトリル!


クラッシックの世界では
ジュゼッペ=タルティーニという作曲家が書いた
悪魔のトリルという曲がある。


この作品は、タルティーニが寝ている時に、
夢の中に悪魔が出てきて、バイオリンを弾いた。


それを翌朝書きとめてできた曲が
「悪魔のトリル」である。


漫画でそのような設定があったような気がするが、
実際に曲ができたのだなぁ。


悪魔のトリルはこんな曲です。



聞いたことがあるような、ないような。








幻想交響曲!



フランスの作曲家、エクトル=ベルリオーズの
幻想交響曲も同様である。
彼はアヘンを吸って、朦朧として作品を作った。


この作品はベリオールズ自身の
失恋の体験から作られました。


この作品は50分程度の曲ですが、
第1楽章から第5楽章まであり、


第1楽章  ある芸術家が、女性に一目惚れする。
第2楽章  舞踏会で出会い、益々恋する。
第3楽章  しかしうまくいかず、彼女を殺す。
第4楽章  芸術家は、断頭台で処刑される。
第5楽章  死後の世界で、彼女と再会する。



という筋立てになっている。



睡眠学者によると、
第5楽章のグロテスクな描写が革新的なものなので
レム睡眠中に見た悪夢が
題材になっているのではないか?

と推察している。


グロテスクな第五楽章はこちら。(第4楽章も)





ベルリオーズ自身は
アヘンを吸って、厳格に苛まれながら、
その感覚で書いたことを認めているので、


当たらずとも遠からず、かもしれません。




いずれにせよ、偉大な芸術家というのは
常人では計り知れないところから
着想を得ているのかもしれない。










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夢から着想を得る画家!サルバドール=ダリ


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今回は夢の中で着想を得た
芸術家について書いていきます。







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夢での着想!



夢には良い夢もあれば、悪い夢もあります。


現実には存在しない
突拍子もない夢もあります。


そういった夢には、
現実にはない視点があり、
通常では考えられない着想があります。


そういったことには
我々一般人はほとんど興味を持ちません。


ああっ…不思議な夢だったなぁ!


と思うくらいです。



しかし一般人ではない人にとっては貴重です。


そういった発想で生きている人たちもいるのです。



そういった人物に芸術家がいます。

彼らの中には夢での着想を
作品にする人たちがいます。










サルバドール=ダリ!


起きているときには
作品を作るのに苦心惨憺していながら
睡眠中の夢から着想を得ていた画家に
サルバドール=ダリがいる。


シュールレアリストの代表的画家です。

実物はこんな人
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こういう人にはありがちだが、
奇人だったようです。




彼の作品は
現実にはあり得ないような奇妙な物体
が特徴のようです。





こんな絵です。

ダリ1






なるほど!奇妙だ!







ダリは

夢は、目覚めているときよりも、
真実の意識状態だ


と考えている。


そういった信念のもと、
夢で得られる着想を重視して、
大胆な描写で表現しています。











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ダリの睡眠法!


夢から着想するにしても、
見た夢を思い出せなければ
作品としてアウトプットができません。


実際に夜寝ているときには
何度か夢を見ているのですが、
夢を思い出せないこともしばしばです


そこでダリの場合は、
夜の睡眠で夢を見るのではなく、
日中の昼寝で夢を見て着想するという方法を
とっていました。


彼はこれを鍵の昼寝と名付けていました。




これはどういう方法かという、

椅子に座り、手をだらんと下げ、
指と指との間に鍵を乗せるようにして
眠りに入ります。


指に力が入っているうちには鍵は落ちませんが、
眠りに入ると力が抜けて鍵が落ちる


この音で目覚めるということです。


仮眠は寝入りばなの数秒、
せいぜい1分程度
の時間です。


この瞬間に見るイメージが、
ダリの創造の源となっていたのです。




ところでこのような方法は
科学的根拠がない訳ではありません。


人が眠りに落ちるときには
入眠時幻覚が起きることがあります。


それをヒプナゴギアと呼びます。


覚醒と睡眠の間の意識状態であり、
潜在意識の動きが自由になり、
クリエイティブな発想が起きやすいとされます。


ダリも体験的にそのようなことを
知っていたのかもしれません。





それでこんな作品を作るのか?

ダリ2



ダリ3




確かに普通ではない。



普通でない芸術家は、
夢から作品の着想を得ているのです。










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悪夢について


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夜泣き1


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最近について書きました。


今回は夢の中でも見るのも嫌な夢
悪夢について書いていきます。







悪夢を見るという恐怖!



夢の中には”良い夢”ばかりではありません。

中には悪い夢、悪夢を見ることもります。



悪夢とは文字通り「悪い夢」です。
見ていると不快になる夢、恐怖を感じる夢です。


大体、起きて意識のある時の体験に
基づくものが多いのですが、
たまに体験していない夢もあります。


「不快」「嫌悪」「恐怖」「怒り」などの
感情が混じることが多い。



悪夢を見る人は、夢の中の差し迫った恐怖に対し、
危機を避けようとしたり、対処をしようとします。


しかしほとんど成功しません


むしろ夢の中の恐怖に対して、
対処が失敗することの方が多いのです。


そして悪夢で目が覚めます


寝起きは最悪で、びっしょりと汗をかき、
息遣いが荒いこともあります。



悪夢を全く見ない人は存在しないのですが、
毎晩のように見ると問題があります。


研究者によっては
悪夢障害と名づける人もいます。

男性1


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確かに毎晩毎晩リアルな悪夢を見るのなら
障害と言ってよいかもしれません。


悪夢によって夜中に起きたり、
寝ることが怖くなることで
睡眠不足から日中の活動が低下し、
注意力が散漫になります。



寝ることが怖くなるとは
不眠の症状の第一歩です。


寝ようと一生懸命になることは
かえって快眠から遠のきます。


それは寝よう寝ようとして
緊張するからです。


緊張すると、交感神経優位になり、
急速に適している副交感神経優位にはなりません。


大体、交感神経は行動するときのモードです。
別名「逃走と闘争の神経」と言われています。


つまり危機に対して、

逃げるか?戦うか?

を判断しているのです。


恐怖にかられた悪夢を見ているということは
リラックス状態からほど遠いことを意味します。


それが睡眠を阻害するのです。











悪夢の男女差!



このように悪夢には共通の不快さがあるのですが、
興味深いのは男女差があるということです。


男性の場合、
危機的な状況における情動を伴った悪夢が多い。
「上司に繰り返し怒られた」
「通り魔に追いかけられた」

などという悪夢が多いのです。



女性の場合、
自分と子供を守る自己防衛的な夢が多いのです。
「子供が崖から落ちそうになるのを助けた」
「子供の乳母車が坂を転がり落ちた」

などという夢が多いのです。



男性の場合は、
自己を中心とする被害に対する悪夢が多く、


他方、女性の場合は、
子供の危機に関する悪夢を見ることが多い。



そこには母性本能の働きが
考えられています。











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ネコ1




夢を、夢と認識できないのはどうしてか?


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イヌ1


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過去3回にわたってについて書きました。


今回は夢の中で、
これは夢だ!
と認識できない理由を書きます。







夢の認識!



夢を見ているときには、
明確な視覚的イメージで見ることが多いのですが、


その時に
これは夢だな

とはなかなか思いません。


これはどうしてでしょうか?





元々、夢は視覚的なイメージがありましたので、
目の網膜上にイメージが
浮かんでいると思われていました。


しかし実際には脳にイメージが浮かんでいるので、
網膜上には浮かんでいません。


まだはっきりと分かっていませんが、
脳から夢を発生させる信号が発生し、
それにより急速眼球運動が起き、
脳の視覚野が活性化して夢を見る。


こういうメカニズムだということです。



それ故に視覚的イメージが多いのですが、
この時に「夢」と認識できないのでしょうか?



実はしいのです。



難しいとは全くできないわけではないのですが、
通常は夢と認識できないということです。


ネコ5


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それはどういうことかというと、
睡眠中の神経伝達物質の変化が起きるからです。



目覚めているときは、
セロトニンノルアドレナリン
といった物質が排出されています。


セロトニンは不安や抑うつを調整し、
ノルアドレナリンは意識や認知活動を司ります。


この両者はノンレム睡眠中は半分になり、
レム睡眠中は完全に分泌を停止します。



夢を見ても「夢」と認識できないのは、
人間の認知機能を司る両方の神経伝達物質、
セロトニンとノルアドレナリンの
分泌量低下が原因です。




そしてレム睡眠中には
脳の視覚を担う部分が刺激され、
急速眼球運動を介して、
夢に視覚的なイメージを作り上げます。


人は5感で、外の情報を入れて判断していますが、
そのうちのほとんどを視覚で受け取ります。


つまり視覚とは一番信頼に値する感覚器なのです。


よく”この目で見たから間違いない”などと言いますが、
一番信頼に値する目で見たから間違いないのです。


その視覚が”見て”いるので、
脳は現実だと思います。


もちろん見てはいないのです。
脳が見たと認識しているだけなのですが、
信頼度ナンバーワンの感覚器が
”見た”と認識しているので、信じるのです。


そこに追い打ちをかけるように、
認知機能を司る神経伝達物質
セロトニンやノルアドレナリンの
分泌が停止します。


それにより益々認知能力の低下が起き、
他方では信頼度ナンバーワンの感覚器が
情報を与えることで、


夢を、夢と認識しなくなるのです。




しかし実際には
夢を認識しなくても問題ないからかもしれません。


なぜなら起きれば
夢だと認識できるのですから。










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