
◎24時間社会
24時間社会になって久しい。
昔は夜にやっている店などなかったが、
砂金ではコンビニやファミレスなど
深夜にやっているのが当たり前になりました。
このような深夜に働いている人のおかげで
我々の豊かな生活が成り立っている。
因みにヨーロッパでは、
250年前に警察などが
夜間に活動するようになった。
それ故に夜にぐっすり眠れるようになったのだ。
日本でも江戸の昔から夜回りが行われている。
人が寝ている時間に働くことで、
ほかの人々の安心安全を確保している。
それ自体は喜ばしいものだ。
◎時差ぼけ!
24時間社会になると、
生活リズムが狂います。
人は太陽とともに生きています。
太陽が昇ると活動し、沈むと寝る。
そのための生活リズムが
人間の体に息づいています。
人は起床により
生活リズムがリセットされます。
もう少し具体的に書くと、
太陽光を浴びると体内時計がリセットされます。
それから睡眠へのカウントダウンが始まり、
起きて16時間後に眠くなるのです。
だから生活リズムは大切ですが、
そのリズムを自ら壊すこともあります。
それが時差ぼけです。

◎時間調整!
体内時計は約24時間でリズムを刻んでいます。
しかし時差ぼけ=海外旅行は
そのリズムを壊します。
それは私的でも仕事でも同じことです。
生活リズムを壊すのです。
先ほども書いたように
人は太陽とともに生活しています。
海外旅行を行くときは
最初出発地の時間に体内時計が同調しています。
しかし到着地では時間が違うため、
体内時計との齟齬が生まれます。
これが生活リズムを壊し、
体調への影響を起こします。
特に問題なのは眠れないことです。
これらは人が太陽とともに
約24時間のリズムで生活していたため、
仕方がなく起きることです。
◎西より東!
一般的に、西へ行くより、
東の方が時差ぼけは激しいのです。
その理由は
入眠障害が起こりにくいからです。
24時に寝て、7時に起きる生活をしている人が、
時差8時間のヨーロッパに行くとします。
この時同様に24時から7時に眠ると、
日本時間では朝の8時から15時に寝ます。
これは早朝(朝8時)という、
内部体温が低い時間に眠ることになるので、
入眠障害が起きにくいのです。
ただし、日本の昼にかけて眠ることになるので、
睡眠の後半が浅く、中途覚醒は起こりやすい。
東に行く場合はその逆です。
例えば時差7時間の米西海岸へ行くときには
日本時間の17時から24時に起床します。
この時間はまだまだ活動時間なので、
内部体温が下がらず、なかなか寝付けません。
その代わり睡眠後半はじっくり眠れます。
睡眠障害は入眠障害が主ですから、
寝付けないのはつらいことです。
時差ぼけは到着時間の時刻に
早く体内時計を合わせることです。
飛行機の中から
到着時刻に合わせた生活をしましょう。
