女性6





情報の遮断!



人の睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠があります。




レムとはRapid eye movementの意味で、
日本語で「急速眼球運動」といいます。


急速眼球運動は寝ている時に瞼の下で
目玉がキョロキョロ動いている状態です。



これがあるのがレム睡眠で、
無いのがノンレム睡眠です。



レム睡眠が起こるのは、
脳は覚醒状態であるためです。


比較的浅い眠りで、体は寝ているのですが、
脳が起きている状態、これがレム睡眠です。




ノンレム睡眠は
急速眼球運動を伴わない睡眠です。



深い睡眠で、脳も休んでいる状態です。





レム睡眠中にはを見ます。


そしてもう一つ重要な特徴は
レム睡眠中は外界との情報を遮断しているのです。



脳波を見ると、
レム睡眠中は軽くまどろんだ状態です。


つまり簡単なショックで目覚めてしまいます。



そうならないように、
外界からの刺激を完全に遮断するのです。




例えば音は聞こえません。



外界からの振動で、鼓膜は振動するのですが、
内耳には「耳小骨」という骨が振動することで
音を伝えるのですが、


「耳小骨」は耳小骨筋という筋肉が
緩んでいるため音が伝わらないのです。




また体の筋肉は完全に脱力しています。


これは夢を見るため、夢に反応して
体が動くことがないように
体自身が防衛しているためです。



そのため起きるのが金縛りです。


金縛りで体が動かないのは
レム睡眠中で筋肉が脱力しているからです。





レム睡眠が覚醒状態に近い、
まどろんだ状態でも目覚めないのはこのためです。


ネコ2







夢体験はどうして必要?


外務から刺激を受けないレム睡眠中は
夢を見る素材は脳内から生み出される。


寝ている時は当然、視覚は働いていないのだから、
脳もその部分は動いていません。


しかし視覚に基づくイメージや意味を
認識する部分は活性化しています。



もう少し具体的に書くと、


ものを見ると、
情報を受け取って映像を
再構築する一次視覚野と、

その情報に基づいて
意味を認識する二次視覚野に分けられる。



夢を見ている時は
一次視覚野は機能していないが、
二次視覚野は活動しているのだ。



そのため夢は
実際に見ているように体験するのです。




ところでこういった夢を見ることは
どういう意味があるのでしょうか?






哺乳類も夢を見るとですが、
レム睡眠中の運動遮断をする機能を破壊した猫に
レム睡眠中の行動を観察した実験がある。


この猫は生まれた時から飼育されて、
捕食活動をする必要がなかったにもかかわらず、


身構えたり、捕食したり、
威嚇するなどの行動が観察された。




これは猫の危機管理をしているように思える。



フランスの脳生理学者ミッシェル・ジュヴェ教授は
レム睡眠中には人間も動物も共通の行動、
つまり危機対処のリハーサルをしていると考える。


いつでも行動できるように練習しているのだ。




そう思うと、
夢はいつも心地良いものではない
ことの説明も付く。



夢の研究は難しいが、
いつか解明される時が来るのだろうか?

ネコ9