ネコ11






眠りを妨げる理由



眠りを妨げる理由は
どんなことかご存知でしょうか?



そりゃー色々あるだろう!



そう考えるかもしれません。






確かに色々あるのですが、
ある調査の結果では


介護・育児騒音だそうです。






「騒音」はわかるのですが、

「介護・育児」はどうでしょうか?




介護・育児は自分が
気をかけなければいけない存在があり、
そのために熟睡できないということです。


育児は自分の子供が、介護は介護対象がおり、
いつも気を付けていなければなりません。




そのために、

熟睡して何かあったらどうしよう

と考え、



しっかり眠ることができなくなるのです。







因みにこれは男女差があります。



介護・育児で寝れない人は

男性では4%程度ですが、

女性では19.7%と20%近くなっています。



男性に比べて、
女性の方が家庭の仕事が多いことも
その傾向を助長しているのでしょう。




ネコ8






意外にうるさい昔の夜



騒音に関しては成人の2.3%
寝れないと言っています。


しかし70歳以上のお年寄りでは
10%程度になっています。


これはお年寄りは音に対して敏感になることと、
睡眠が浅いため、音に反応しやすいことの
両方の意味があると思われる。




若い人に対して、
お年寄りが眠りが浅いというのも
経験的に理解できるが、


ここでもそういった傾向がみられる。




ところで最近は成人の2.3%しか
騒音による睡眠不足を訴えていないが、



これは最近の環境に
理由があるのではないか?





というのも、最近は住宅環境が良くなり、
騒音がうるさくなくなったことが
影響しているという。




昔のヨーロッパでは、
夜は静かではなかった。



シャッターがあっても隣家の物音は遮断できず、
街中には口論する酔っ払いがおり、
夜中まで働く職人や、火事の時の半鐘など
騒音にあふれていた。



当時のパリでもロンドンでも
夜中の騒音は耐え難いものだった
という記録が残っている。







では郊外はどうであろうか?




実は郊外は郊外で騒音が激しかった。


カエルやキリギリスの鳴き声、
吠える犬や盛りのついた猫、
家畜の鳴き声に至るまで
自然の中にも多くの騒音があった。


こうした自然の音も
決して心地よいものではなかった





実は筆者の経験でも、
一時、田舎に住んでいたこともあり、
最初は田んぼの中から聞こえる
カエルの鳴き声にびっくりしたものである。


こういった「騒音」は
昔の方がもっと多かっただろう。



しかし最近は昔より少なくなったのと、
家の密閉化が進んだことにより、
「騒音」そのものが睡眠を阻害することが
少なくなったのだろう。





睡眠を阻害する2大要因のうち、
「騒音」に関しては、


昔よりはずっと環境が良くなっていると
言えるのかもしれない。




女性2