ネコ3




不眠の慢性化を防ぐ



不眠症とは夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、
朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じが
しないなどの症状が続き、よく眠れないため
日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の
体調不良が起こる状態を指します。




不眠症は日本人の4~5人に1人がかかります。

そういう面では国民病と言えるでしょう。



しかし「急性不眠症」のように、
一時的に不眠になることは問題ではありません。



問題なのは不眠の慢性化です。






その前に睡眠とは
どういうものなのでしょうか?









睡眠には種類あります。

レム睡眠ノンレム睡眠です。



この2つは寝ている間に交互に現れてます。

1サイクルは約90分です。







レム睡眠



レム睡眠とはRapid eye movement sleepといい、
急速眼球運動を伴う睡眠」といいます。


これは身体は寝ているのですが、
脳は覚醒状態であるために起きることで、
比較的浅い眠りです。


夢を見るのもレム睡眠中に見ます。
このレム睡眠は約20~30分ほど続きます。


ネコ6





ノンレム睡眠



ノンレム睡眠とは、レム睡眠とは逆で
「急速眼球運動伴わない睡眠」をいいます。


このノンレム睡眠はレム睡眠と違い、
深い眠りで別名脳の眠りと言われています。


これはレム睡眠中は
「脳は眠らない」から言われています。



ノンレム睡眠は1~4段階あり、
数字が大きくなるほど深い眠りになります。


特にレベル4の深い眠りは「深睡眠」もしくは
脳波がゆっくりになるため「徐波睡眠」と呼ばれ、
脳をしっかりと休めることができます。




「睡眠の質」を確保するには
このレベル4の睡眠をとらなければなりません。



このレベル4は寝た初期にしか現れません。
時間がたつと深睡眠は出現しないのです。


つまり長く寝たからといって、
深い睡眠はできないのです。







睡眠中の現象

睡眠に入ると、
最初に現れるのがノンレム睡眠です。


つまり最初に深い眠りに入るのです。


この1回目と2回目のサイクルで
レベル4の深睡眠に入ることができます。


しかしその後の眠りでは
深睡眠には入りません。


それは寝ている時間が長くなると、
起きる準備をするように脳が命令するからです。



睡眠中というのは、危険な状態です。
しかし生物の中で眠らない生物はいないのです。


それは睡眠の必要性を表していますが、
同時に危険な状態を持続することへの
危機管理も必要としているのです。


初期の段階でしっかり睡眠をとれば、
あとはできるだけスムーズに起きられるように、
深睡眠状態にはならないようになっております。








ここに睡眠の質を上げるポイントがあります。


眠りの時間をいくら増やしても深い眠りになりません。
寝入りの最初をいかに深く眠るか。


そして短い睡眠時間でも
十分深い睡眠ができるかが、
上手に睡眠をとるコツのなります。


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