睡眠と不眠の間に…!

皆さんよく眠れていますか? 眠れていない皆さんに、眠りのメカニズムと眠りの方法を解説します。

対応

冷え性の人はなぜ寝つきが悪いか?




冷え性の人は寝つきがよくありません。
それはどうしてでしょうか?




1.人が眠くなる時

人が眠くなる時は、体温が低下している時です。

つまり温かい体温が徐々に低下している時に
眠くなります。

これは活動モードから休息モードになり、
体内のエネルギー消費を抑えようとするためで
これにより睡眠に誘われるようになります。


ここで問題なのは体温低下といっても
表面の温度ではないということです。


体表面の温度は問題ではありません。
そうではなく体内の内部体温が問題なのです。


内部体温とはその名の通り体内の体温で、
この温度が下がると眠くなるのです。


内部体温は腋の下で測るような
普通の測り方では測れません。

直腸などで測るやり方があります。




2.春眠暁を覚えず!

しかし諺で「春眠暁を覚えず」といって、
温かくなると眠くなる思うかもしれません。

確かにポカポカとしていると、
気持ち良くなって眠くなるということあります。

つまり温かくなって体温が上がると眠くなる
という体験をすることがあります。

「春眠…」だけではなく、例えば寒い外から
温かい室内に入ると眠くなったり、
同じく寒い外から帰って、風呂で温まっている時に
眠くなることは経験があるでしょう。


つまり体温が下がる時ではなく、
体温が上がる時に眠くなっているのです。


これはどういうことでしょうか?



先程書いたように、体温が下がる時というのは、
内部体温です。

体表面の温度ではありません。
内部体温が下がっていると眠くなるのです。


つまりポカポカと温かくなると、
体表面の温度は上がるが、内部体温は下がるのです。




3.体内で起こっていること!

これはどういうことかというと、
寒い時には内部の温度を保とうと
体は防御しようとします。

そして手足に向かう血流量を減らし、
内臓周辺を保温しようとします。



これも寒い時に体験していると思いますが、
寒い時には手足がかじかむでしょ。

あれは手足の血流量が減少して、
温度が行き渡らなくなっているのです。

血流が行き渡らないと、
温度も行き渡らないのです。


手足より重要な内臓を守るために、
内臓周辺に血流量を増やし、
温度を一定に保とうとします。


寒い所から温かいところへ移ると、
体表面が温められ、血管が拡張します。

そして手足への血流量が増えることで、
内臓周辺の血流量が減ります。

そのために内部体温が下がるのです。


体が温まることで血流が流れやすくなり、
手足が温まる。相対的に内部体温が下がる

こういったことが体内で起きているのです。





4.冷え性との関係!


冷え性の人は手足が冷たい。
これは手足への血流量が少ないことを意味します。

それ故に体の内部だけで血が巡り、
結果として内部体温が下がりません。

そのため内部体温を下げるには、
手足への血流を増加させ、
手足を温めなければなりません。

手足が温められるとそこから熱が放出され、
内部体温が下がるのです。


故に手足を温めて、血流量を増やして
熱を放出することで、スムーズな睡眠ができます。




5.手足を温める方法

本来、自分の熱で手足を温めて、
熱を放出させることができればいいのですが、
冷え性の、特に女性は難しいでしょう。

それは女性は筋肉量が少なく、
熱を生み出す力が少ないからです。


自力で熱を発生されられないのであれば、
熱を加えることが必要です。


その際に、靴下や手袋をする人がいますが、
あまりお勧めしません。

それは熱を保護する行為で、
熱を加えることになりません

熱を保護しても、元々血流量が少ないのであれば、
血流が行き届かず、熱の放出につながりません。


それより湯たんぽなどを使って、
熱を加えるのが良いでしょう。

そうすることで手足の温度を上げ、
血流量を増やし、熱を放出させて
内部温度を下げます。



冷え性の人は手足を温める。


それも温度を保護するのではなく、
熱を加えるということを考えて、
対策をしましょう。


不眠の慢性化を防ぐには・・・。サプリメントの活用も




ネコ3





不眠の慢性化を防ぐ



前回、不眠の慢性化を防ぐことが
必要だと書きました。



一時的な不眠は問題ありません。




翌日のテストのために、

緊張して眠れない






明日は彼女と初めてのデートなので、

興奮して眠れない。








色々あると思います。







こういうことは一時的な理由です。







デートが終われば、
翌日にはちゃんと眠れます。





これはデートがあるから眠れない




という明確な理由があるからです。








だからデートが終われば、

しっかりれます。



※もしその時にフラれて眠れなくなっても、
 それはまた別の理由です。









しかし不眠の慢性化は意味が違います。


不眠の慢性化は

その名の通り不眠が慢性化することです。





それは寝ることに恐怖を感じるからです。





「寝ることに恐怖」とは、

寝ることに「特別な意味」を見出します。





きょうは寝ることができるのか?


と考えて、身構えてしまうのです。








こういう状態は心理的な理由が大きいのです。


眠ることを身構えることで、

眠ることの恐怖を感じることになります。




寝ることを意識することが、

寝ることに恐怖することを生み出します。







ではどうすればいいのか?




ネコ6




眠ることを意識しない!




眠ることを意識することで、

眠ることができないのなら、





意識しなければいいのです。





そうすれば眠ることに

抵抗は感じなくなります。











しかし…





そんなことができるのでしょうか?





不眠が起きる前であれば、

眠ることを意識することはないでしょうが、





一度「眠ることへの恐怖」ができると、

意識するな…と言うことは難しい。






ではどうすればよいのか?



女性5




自分なりの安心策を作る。



前もって言っておけば、

不眠がひどい状態になれば、

病院に罹るしかありません






ひどい不眠症には

必ず病院に罹ってください。






特に不眠症の場合は精神科や内科に

罹るケースが多いのですが、

現在では「睡眠科」がある病院もあります。




できるだけ「睡眠科」がある病院に罹りましょう。









しかしそこまでひどくないのであれば、

つまり慢性化していないケースであれば、

自分の対応で
慢性化を防ぐことができます。






それは自分なりの安心策を作るのです。





つまり睡眠を意識することで、

睡眠の恐怖を感じているので、



それを打ち消すために

これをやれば寝られるという作法を作るのです。




例えば、ストレッチをしたり、

深呼吸などを寝る前にするのです。



すると体の血流が良くなり、リラックスして

眠りやすくなります。




また眠る前に白湯を飲むと

一時的に体温が上がるので眠りやすくなります。






人が眠りやすくなるのは、温度が下がる時なので

ちょっと体温を上げるとその後体温が下がり、

眠りやすくなります。


※それについてはこちらを参照してください。





また軽い運動をするのも良いでしょう。

激しい運動は筋肉に熱を持ちすぎて、

体温が下がりにくくなり、眠れなくなりますが、

軽い運動であれば問題ありません。





例えば腕立て20回とか、腹筋30回など、

その程度の運動が良いでしょう。







あとは眠る前に緊張を解す意味でも、

テレビを見ることも良いです。





しかしここで気を付けなければならないのは、

テレビは興奮状態を作り出すということです。



興奮状態なら、眠りにくくなります。





そこでテレビを見る時には

つの感情
を刺激するように心がけましょう






それは「」と「」です。






感情は喜怒哀楽と言われるように4つありますが、

そのうち「喜」と「怒」は睡眠に向きません。


両方とも興奮状態になります。





その点、「哀」と「楽」は違います。



悲しい物語を見て泣くと、スッキリします

泣くときは腹を動かすので、横隔膜が刺激され、

体の中が温まります。



その上で興奮状態にもならず、

スムーズに体温が下がり、眠くなります。





また「楽」でお笑い番組を見るのも良いです。

大声で笑うこともストレス解消になり、

腹を刺激して、体温を上昇させます。


軽く運動をした状態になります。





つまり泣く笑うかすれば、

その後には寝やすくなります。




それについてはこういうものを利用するのも良いでしょう。

海外ドラマバナー


パイレーツオブカリビアン











間違ってもアクションものを見て興奮したり、

政治家が出る討論番組などを見て、

怒ったりしないでください。




余計眠れなくなります。






まとめると、眠る前の作法を作ること、

その内容は


・血行を良くするため、ストレッチや深呼吸をする

・温かいものを飲んで体温を上げる

 ※カフェインが入っているものはダメ。

・体温を上げるため、軽い運動をする。

・「悲しい」もしくは「楽しい」番組を見る










こういった作法をすることで、

眠りやすい状態を作ります。







そしてここが重要なのですが、


これでれる


と、強く意識することです。





このイベントをやると

この作法を実践すると、

しっかり眠れるということを意識するのです。




そうすることで、

睡眠に対する恐怖心を排除することができます。





もう眠ることは怖くないよ。


眠ることを意識することはないよ。



これをやれば良く眠れるから。






睡眠の恐怖を打ち消す作法を入れることで、

睡眠への恐怖を克服することができるのです。




イヌ1





それでも不眠が続くようなら!



これでも不眠が続くようなら、

サプリメントを試してみるのも良いでしょう。



サプリメントは補助食品ですから、

睡眠薬とは違います。



睡眠を補助する役割を果たします。









その中でも


体の内部に直接、負荷を減らす物質を送り込む
10年以上の不眠にも効く

「北の大地の夢しずく」
夢しずく





L-テアニンの摂取で「睡眠の質を改善」する。

「爽眠α」
爽眠α





セロトニンの元になるトリプトファンを吸収する

※セロトニンについてはこちら


「トリプトリズム」
トリプトリズム







ハーブの力で休息休眠

「マインドガードDX」
起立性調節障害





などが効果があると思います。










特におすすめなのは


「北の大地の夢しずく」です。
夢しずく






飲みやすいスティックタイプで、

1日1本と分かりやすい。



それに厳密にはサプリメントではなく、

健康食品ですので、薬やサプリと併用も可能です。



寝る30~2時間前に飲めば効果的です。








一度試してみてはどうでしょうか?





夜泣き1



東京都目黒区五本木2-9
宮川賢二
090-3933-3259



私の不眠体験





ネコ8




不眠の慢性化を防ぐ



不眠症とは夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、
朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じが
しないなどの症状が続き、よく眠れないため
日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の
体調不良が起こる状態を指します。




不眠症は日本人の4~5人に1人がかかります。

そういう面では国民病と言えるでしょう。



しかし「急性不眠症」のように、
一時的に不眠になることは問題ではありません。



問題なのは不眠の慢性化です。




慢性不眠に関してはこちらを参照してください。
後半の部分です。







不眠が慢性化するとは、

睡眠に恐怖を感じることです。





つまり眠ることが怖くなるのです。









不眠症は直接死に至る病気ではありません。

そして直接症状が出るものでもありません。



職場で「よく眠れない」と言っても
あまり同情されません。




毎日徹夜続きで、
寝る間もなく仕事をしているのなら、
周りの人は同情してくれるかもしれません。



大変ですね…と。




しかし不眠症とは寝る時間がありながら
眠れないことを言います。



そういう人には
周囲は大変厳しいのが現状です。





早く寝ろ!


やる気がない!


遊んでいるからだ!





実は私もそういう経験をしております。






ある仕事をキッカケに、
不眠症状が現れたのです。


ネコ5





その仕事とはリストラでした。




簡単に言うとクビを切るのです。





厳密に言うとリストラとは違います。



自社ではなく、取引先を切るのです。




しかしその会社とは
身内同然に仕事をしていました。



そしてその取引先は
ほとんどわが社のみと取引していたのです。





その会社にはかなり以前ですが、
わが社が大変お世話になったこともあります。



そういう意味では通常の取引先とは違います。



まさに一体となっていたのです。






そことの関係を清算しなければ
ならなかったのです。



そしてその担当をやったのが私だったのです。



ハッキリ言ってやりたくありませんでしたが、
社命とあれば仕方がありません。





そういった苦痛に満ちた仕事の最中に

不眠症状
が現れたのです。







しかし不眠そのものは
深刻に考えませんでした。





その時は仕事が終われば、
つまりリストラが一段落すれば
症状が治まるだろう



そう考えておりました。





リストラが原因ですから、
それが終わり、きちんと休みを取れるようになれば
元の生活に戻れるだろうと考えていました。





しかし全くそうではありません。


イヌ1





仕事が終わっても、リストラが済んでも、

仕事のことが頭をチラつきました。




そしてますます不眠になっていったのです。





眠れない!




こんなことが、どれだけ苦しい事か。





それでいて、昼間は眠くなるのです。



寝間着に着替えて、ベッドに入ると
目が冴えてしまうのですが、


昼間の会議に出席していると、
睡魔が襲ってくるのです。




何度もウトウトして注意されました。




しかし夜は眠れない。





電車の中ではウトウトできても、
しっかり寝ようと考えると
眠ることはできないのです。









不眠の慢性化とは

寝ることに特別な意味を見出すのです。




不眠の慢性化は、眠ることがくなること。


そのために緊張して眠れなくなる。



それはこれまで何の気なしに眠っていたことに、
特別の意味を見出すのです。







そう…私は眠ることが怖くなりました。





今日も眠れないのではないか?

つらい時間を過ごすのではないか?



そう考えるようになりました。







眠れなくて悶々とする時間は、
非常につらいものです。


そのつらい時間を過ごすうちに、
動悸は激しくなり、体が熱くなり、


ますます眠れなくなります。









そこで毎日を大量に飲むようになりました。





飲めば眠れるのではないかと思ったからです。




確かに飲むと眠ることはできます。

しかし寝つきが良くなるだけで、
睡眠の「」は低下するのです。



睡眠の「
とは、深く眠れるかどうかです。


しかし飲酒では深く眠ることはできません。

飲酒で深く眠ることができない理由はこちら



寝ているうちに眠くなることはあっても、
そして寝つきが良くなっても、



夜中に起きてしまうのです。





それは体内のアルコールを処理するために、
体が覚醒してしまうことと、


アルコールを処理するために、
体内の水分を使うのですが、
そのために喉が渇くからです。



飲酒をすると喉が渇くことは
よく知られた事実です。



そのために夜中に起きてしまいます。



中途覚醒
というやつです。




そしてその後には寝ることができません。



一度起きれば、もう寝れないという先入観ができ、
寝入ることができなくなります。



そのまま布団の中で悶々と過ごします。


ネコ6





当時、私が住んでいたところは
近くに鉄道が通っていました。


そのため電車の音が聞こえるのですが、
夜中は聞こえません。


しかし夜に中途覚醒をした後には、
その音がすぐに聞こえるような錯覚に陥ります。



電車の音が聞こえることは
始発電車を意味します。



その音が聞こえるのではないか?




時計を見るとまだ2時半です。



始発電車までは3時間ほどあります。




しかし気持ちが焦っているので、
冷静ではいられません。




早く寝ないと!




そう思えば思うほど寝れないのですが、

寝れない以上、焦ってきます。




気が付くと…始発の音が…


それでも始発からはまだ2時間は眠れます。


当時は7時半に起きれば
会社に間に合ったのです。



しかしこういう状態になると、もう無理です。


次々に通る電車が、私を覚醒します。




そんな大きな音ではないのですが、
気になるとどうしようもないのです。




そして朝を迎えます。






そのような状況が
毎日のように続いていました。




寝る前の恐怖


それによる飲酒量の増加


夜中に目が覚める


そして朝まで眠れない




酒を飲まないと、
寝付くこともできません。



だからとにかく飲まなければダメでした。


しかしそれが逆効果になったのです。




ますますれない。



こういう状況が長く続きました。



不眠の慢性化とは
これほどつらいモノなのです。




不眠とは、睡眠に恐怖すること、


そして睡眠を意識することです。



そうなる前に、対策をとらなければなりません。



その対策についてはこちら





女性2



不眠の慢性化を防ぐ




ネコ3




不眠の慢性化を防ぐ



不眠症とは夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、
朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じが
しないなどの症状が続き、よく眠れないため
日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の
体調不良が起こる状態を指します。




不眠症は日本人の4~5人に1人がかかります。

そういう面では国民病と言えるでしょう。



しかし「急性不眠症」のように、
一時的に不眠になることは問題ではありません。



問題なのは不眠の慢性化です。






その前に睡眠とは
どういうものなのでしょうか?









睡眠には種類あります。

レム睡眠ノンレム睡眠です。



この2つは寝ている間に交互に現れてます。

1サイクルは約90分です。







レム睡眠



レム睡眠とはRapid eye movement sleepといい、
急速眼球運動を伴う睡眠」といいます。


これは身体は寝ているのですが、
脳は覚醒状態であるために起きることで、
比較的浅い眠りです。


夢を見るのもレム睡眠中に見ます。
このレム睡眠は約20~30分ほど続きます。


ネコ6





ノンレム睡眠



ノンレム睡眠とは、レム睡眠とは逆で
「急速眼球運動伴わない睡眠」をいいます。


このノンレム睡眠はレム睡眠と違い、
深い眠りで別名脳の眠りと言われています。


これはレム睡眠中は
「脳は眠らない」から言われています。



ノンレム睡眠は1~4段階あり、
数字が大きくなるほど深い眠りになります。


特にレベル4の深い眠りは「深睡眠」もしくは
脳波がゆっくりになるため「徐波睡眠」と呼ばれ、
脳をしっかりと休めることができます。




「睡眠の質」を確保するには
このレベル4の睡眠をとらなければなりません。



このレベル4は寝た初期にしか現れません。
時間がたつと深睡眠は出現しないのです。


つまり長く寝たからといって、
深い睡眠はできないのです。







睡眠中の現象

睡眠に入ると、
最初に現れるのがノンレム睡眠です。


つまり最初に深い眠りに入るのです。


この1回目と2回目のサイクルで
レベル4の深睡眠に入ることができます。


しかしその後の眠りでは
深睡眠には入りません。


それは寝ている時間が長くなると、
起きる準備をするように脳が命令するからです。



睡眠中というのは、危険な状態です。
しかし生物の中で眠らない生物はいないのです。


それは睡眠の必要性を表していますが、
同時に危険な状態を持続することへの
危機管理も必要としているのです。


初期の段階でしっかり睡眠をとれば、
あとはできるだけスムーズに起きられるように、
深睡眠状態にはならないようになっております。








ここに睡眠の質を上げるポイントがあります。


眠りの時間をいくら増やしても深い眠りになりません。
寝入りの最初をいかに深く眠るか。


そして短い睡眠時間でも
十分深い睡眠ができるかが、
上手に睡眠をとるコツのなります。


女性2

不眠症の恐怖 本当に怖いのは不眠の慢性化





イヌ1




不眠の弊害



不眠症とは夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、
朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じが
しないなどの症状が続き、よく眠れないため
日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の
体調不良が起こる状態を指します。




不眠症は直接死に至る病気ではありません。


そして直接症状が出るものでもありません。



例えば風邪などは熱が出て、気分が悪くなり、
業務に差しつかえます。


それ故に仕事を休むことも容認されます。




しかし不眠症の場合、
そのような好意的な反応ではありません。




むしろ

「やる気がない」

「遊んでいるからだ」


と言った、厳しい反応が見られます。





「風邪気味なので休みます」




とは言えても



「昨日眠れなかったので休みます」



とはなかなか言えないでしょう。






もちろん仕事が忙しくて、
眠る間もなかったなら、
そうではないのですが、


昨夜しっかり眠る時間があっても、
心配事があって眠れないというのでは、
理解されるわけがありません。




遊んでばかりいるからだ、
しっかり寝ろ!




そういわれるのがオチです。





しかし不眠症状は誰にでもあります。


そして不眠になるということは

大変危険なことなのです。



不眠がひどくなると、やる気を喪失して
うつ状態になることもあります。


うつ状態は何にもやる気が起きず、
厭世気分が蔓延し、自傷行為に及ぶこともあります。



これは本人だけではなく、
周りにも多大な迷惑をかけることになります。



たかが不眠と思うことなかれ、

不眠とは恐ろしいのです。



本人だけではなく、周りも不幸にする

恐ろしい病なのです。




ネコ1




不眠の原因



不眠症の初期は、
何らかの原因によって発生します。




その原因には、

「心理的要因」や「身体的要因」など様々です。



しかし必ずしも同じ原因でも
症状が発生する訳ではありません。




同じ心理的要因=ストレスを受けても
不眠が発生しない人もいます。


これらは当然、個人差があります。






年齢による違い


そして個人差でも、年齢により差が出ます。



つまり同じ本人でも25歳の時と40歳の時では
ストレスに対する耐性が違うのです。



これは病気などでもそうです。



若いころには風邪をひいても
それほど大事にはなりません。


また風邪をひいてもすぐに治ったりします。



しかし年をとると比較的軽微でも発症します。


それどころか、治りにくくなります





もう少し年をとると、
風邪が原因で死亡することもあります。



このように年をとると
ストレスにも弱くなるのです。




これまでは問題なかったのに、
ある程度年をとると発症するようになります。







それは不眠に対しても同様です。



不眠は若いころにはほとんど発症しません。




しかし年を重ねると、
夜は眠りにくくなります。



これは成長ホルモンの分泌のためです。




若い時は多量の成長ホルモンを分泌する必要から、
夜はぐっすり眠れます。


それは成長に必要なためです。


寝る子は育つと言いますが、
全くその通りなのです。



しかし年を重ねると
だんだんその必要がなくなります。


それでも細胞(肌や髪など)の補修のため
成長ホルモンの分泌はあります。



でもその量が少なくなります。




そのため夜に寝る必要は少なくなるのです。





年をとると、夜中に2回目覚めることも
珍しくなくなります。


若い時はせいぜい1回ですから、

年をとると眠りにくくなるのです。



トカゲ1




不眠の慢性化



ところで不眠になる原因は人により様々ですが、



不眠が一時的なものであれば、
それほど問題がありません。





つまり「仕事が忙しい」「人間関係で悩んでいる」
などの一時的な理由で不眠になっているのなら、
それほど問題はないのです。



理由が明確ですから、

その理由が取り除かれれば、
よく眠れるようになります。




例えば仕事が問題なら、職場を変わればよいし、
人間関係なら、その上司が異動すれば
問題は解決します。



それで治ってしっかり眠れるのなら、
それに越したことはありません。






しかしそれが慢性化すると
問題が複雑化します。




つまり「原因→不眠」だったものが、

不眠→慢性化」につながるのです。






多くのケースで見られるのは
「急性」→「慢性化」へのプロセスです。




そうです。




不眠症は「慢性化」するのです。

そしてそれは怖いことです。


男性5



慢性化のプロセス


不眠は「身体的要因」「心理的要因」が最多です。
それ以外にも高齢者などには「生理的な要因」も
高い比率を示します。



このように色々な原因で不眠が発生しますが、
その後の過程で「慢性化」をします。




最初は数日程度の「急性不眠症」を示します。



実は約半数が慢性化するのです。





なぜ慢性化が起きるのかというと、
これもいろいろな原因があるのですが、
過覚醒傾向が生じるからです。



過覚醒傾向とは、不眠症になることにより、
睡眠に対する緊張状態を生み、
それがより覚醒状態を助長することを言います。






もう少し具体的に書いていくと、



仕事や恋愛関係などによるトラブル

   ↓

不眠症が表れる(急性)。

   ↓

睡眠できず、寝床で緊張状態を強いられる
「早く寝なきゃ」「明日辛いから寝なきゃ」など。

   ↓

睡眠不足から昼間眠くなり、昼寝をする。
また飲酒量が増えて、より覚醒する
※飲酒は寝つきを良くするが、中途覚醒をする。

   ↓

より寝床で眠れなくなる

   ↓

焦燥感と不安に襲われる

   ↓

寝ることへの恐怖が芽生える
※一生寝られないかも…等

   ↓

不眠の慢性化



という流れになります。





最初のキッカケは急性不眠症ですが、
それが原因で「寝ることが怖くなる


それが慢性不眠症になるのです。





急性不眠症から慢性不眠症になるのは


「眠ることがくなる」


ことが要因となります。



それが焦燥感を生み、さらに過覚醒傾向を作り、
より眠れなくなるという悪循環を生みます。



こういったことをなくすためには

急性不眠の時、つまり原因がはっきりしている時に
しっかりとした対策を打たなければいけません。





不眠への対策は色々ありますが、
まず寝床でリラックスしなければなりません。



不眠になると、寝床で緊張しますが、
それでは逆効果です。


一生懸命寝ようとすることが
過覚醒傾向を助長するのです。



一生懸命寝ようとしない。


眠くなるのを気長に待つ。




こういった心構えで、
不眠の対処しましょう。




不眠の慢性化への対処法はこちら




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