睡眠と不眠の間に…!

皆さんよく眠れていますか? 眠れていない皆さんに、眠りのメカニズムと眠りの方法を解説します。

迷信

睡眠にとって、明日やろうはバカ野郎なのか?



皆さんよく眠れていますか?
このブログでは読んでいただいている方に、
快適な睡眠ができるような情報を提供しています。


明日やろうは馬鹿野郎

という言葉があります。

今日できることをやらないで
明日やるというのは愚か者だ

という意味です。


しかし睡眠に関して言うと、
明日やろうというのは間違っていません。



明日やった方が効率的!

ネコ3


真面目な日本人は

今日できることは今日中にやろう
と思うでしょう。

子供の頃からそのように躾されていました。

何でも予定を立てて
早めにやっておこうと考えると思います。

そのことは間違っていません。


しかし寝たいのを我慢して、仕事をしても
効果的ではありません。

むしろ眠くなっているのなら
寝た方が良いのです。


このブログでは
不眠症状の改善を目的にしています。

それ故にせっかく眠くなっているのに
寝ないのはもったいないです。

眠くなれば寝るべきです。


例えば火事に子育てに忙しいお母さんは
ついついシンクにたまった食器が気になります。

「片付けなきゃ」


と思い一生懸命片付けます。

築くと洗濯物もたたんでいません。

「早くやらなきゃ」

そうやってセコセコと働きます。

せっかく眠気が襲ってきたのに、
また目が冴えてしまいます。

そうじゃなく
明日やればいいのです。


食器なんて明日でいいじゃないですか。
洗濯物も明日たためばいいじゃないですか。

気にすることはありません。

それより睡眠時間を削られ、
もしくは急いで働くことで興奮状態になる方が
自分にとって悪いのです。

グッスリ眠って、
明日少し早く起きてやればいいのです。

大体、朝は体を動かした方が、
覚醒しやすくなります。

なら朝にやった方がいいでしょう。





気にすることは禁物!

ネコ5


一つ気を付けなければいけないことは、

明日やることを
気にしてはいけない
ということです


明日は早く起きて
あれをやってこれをやって
子供を送り出す前にあれをやらなきゃ


こう考えると脳が冴えてきて
眠れなくなります。


これにより睡眠の質(=深い睡眠)ができなくなるなら

効果です。

そうではなく、
明日に残しても気にしないようにしましょう。

もしそういうことができないという人は、
明日やることをメモにしましょう。

朝起きたら
何をやって、次にこれ、そしてあれ
と、メモにしておきます。

できればそこに時間を書いておきましょう。

起きて15分で洗い物
そして食事の支度で30分して、
旦那を送りだしたら、洗濯物をたたむのは15分

といった具合に…。

大体、毎朝のルーティンは
あまり変わらないと思いますので
一度作ればいつでも使えるでしょう。

不眠に関しては、
明日でいいや

と思う気持ちが重要なのです。

ネコ1

快適に眠る時には、何か聞く方が良いのか?


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スムーズに眠るためには?

三年寝太郎4


スムーズに寝るには
寝入りがうまくいかないといけません。

熟睡を邪魔するのは4つの覚醒です。

それは
「入眠困難」
「途中覚醒」
「早期覚醒」
「熟眠障害」


の4つです。



<途中覚醒とは>

夜中に何度も目覚めると「途中覚醒」といいます。
特に2回以上目が覚めると、
「睡眠障害」の疑いがあります。
逆にいうと1回では問題ありません。

また年齢で大きく違います。
若い人は少ないのですが、
年をとると「途中覚醒」が多くなります。

年をとると睡眠自体が浅くなります。

60歳以上では
夜中に2回以上目覚めるのは普通になります。

若い人で「途中覚醒」が多い人には
飲酒の影響があります。

のどが渇き、トイレに行きたくなるなど
「途中覚醒」の要因が増えます。




<早期覚醒>

「早期覚醒」はその名の通り、
「早く起きてしまう」状態です。

単なる早起きであれば問題ないのですが、
2~3時ごろに目が覚め、そのまま眠れません。

この2~3時に起きるというのは、
「途中覚醒」と一緒ですが、

「早期覚醒」は
このあと眠れないという部分が違います。

これも年齢では年配の人が多くなります。
お年寄りは早起きとはここに原因があります。




<熟眠障害>

「熟眠障害」は「ぐっすり眠れない」ということです。
時間は十分寝ているのに、どうもすっきりしない。
こういったこともあると思います。

この理由は「ノンレム睡眠」
特に「深睡眠」の時間が減少しているからです。




<入眠困難>

その中で一番多いのが、「入眠困難」です。
つまり「眠れない」ということです。

多くの不眠はここに問題があります。






音楽の効用!

ネコ9


この入眠困難に対応するには、
五感を刺激することが重要です。

特に聴覚や嗅覚が重要になります。

嗅覚はアロマなどで対応できますが、
ここでは聴覚にスポットを当てます。





寝る時の音楽!

トカゲ1


音楽を聴くとよく眠れるという人は
ぜひ使ってください。

時間設定で切ることもできると思います。

音楽はクラッシックなどが良いと思いますが、
あまり起伏の激しいのは逆効果です。

また日本語の歌詞が入っているのも
避けた方が良いでしょう。

日本語の歌詞があると、
どうしても脳が言葉を追ってしまいます。

できれば歌詞のない
ヒーリング音楽のようなものが良いでしょう。






◎日常の音!

ネコ2


他方、音楽ではないが、実家の犬の話を一つ。

実家には犬が一匹と老夫婦(私の父と母)がいる。
犬は室内犬でいつも老夫婦の側にいる。

この夫婦はもうすぐ鬼籍に入りそうなのに、
よくケンカする。

もちろん口ゲンカだが。

実はその時、犬は大人しく寝ている。

結構大きな声で口論していても、普通に寝ているのだ。

この犬が来て10年

この家では日常だから、
まったく動揺することなく落ち着いている。

音楽はあれば良いと思うが、
日常の音であれば、睡眠には邪魔にならない。


どころか睡眠を促進する。

こういうことも覚えておくべきでしょう。


女性1




眠れない時に羊を数えると効果があるか?



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眠れない時に
羊が一匹、羊が二匹と数えることがあります。

あれは効果があるのでしょうか?


結論から言うと全くありません。




なぜ羊か?

子供(イラスト)1


これは英語圏で生まれた話です。

英語で羊はSHEEP(シープ)
眠るのはSLEEP(スリープ)なので
語呂が良く、そういう迷信ができているのです。

まあ「眠れ眠れ」と暗示しているのなら、
全く意味がない訳ではないのですが、

日本語で「羊」と言ってしまえば、

むしろ眠れなくなります



ただしこの「SHEEP」という言葉は
2つの意味で眠くなります。



1つは先に書いたように「SLEEP」と
同じ暗示にかかるということ。


もう1つはヨーロッパではSHEEP(羊)とは
たくさんの群れを思い出すということです。


それはのどかな光景です。



こういった光景を思い浮かべることは
精神をリラックスさせ、副交感神経優位に誘い、
眠りやすい状態を作ります。





日本では逆効果!


男性5


他方日本ではあまり意味がありません。

先に書いたように日本語では
「羊(HITSUJI)」です。

あまり眠たくなりません。


さらに日本では羊はそれほど一般的ではなく、
羊を思い浮かべた時の親近感が湧きません。

こういったことから、
日本で羊を数えることは止めた方が良いでしょう。

特に、生真面目な人は羊を数えることに
集中してしまったために、
脳が活性化することがあります。

そういうことにならないように、
気を付けなければなりません。






◎どうすればよいか?

夜泣き1


では羊を数えなければ、
どうすればよいのか?

色々やり方はありますが、
要は別のことを数えればいいんです。


数を数えるのは、
それによって疲れて眠くなるからです。

つまり多少疲れるが、
緊張を強いるようなモノではダメなのです。

仕事で何かを数えているような人は、
業務を思い出して眠れません。

そうではなく、「羊」のような
たわいもないようなものがいいでしょう。



お薦めは、今日あった「うれしいこと

今日一日色々なことがあったかと思いますが、
その中でうれしかったこと、
楽しかったことを思い出します。


例えば、通勤途中で子供が遊んでいたとか、
昼飯で、いつもより多めにおかずが盛ってあったとか、
帰る時に、乗り換えでドンピシャンに電車が来たとか



何でもいいんです。






緊張を強いないために、
業務のことは外した方が良いでしょうが、

売店の女の子に、笑顔で挨拶されたとか、
信号を3つ連続で渡れたとか、


何でもいいのです。



それらを数えているだけで、
ウトウト眠くなると思います。



一度試してみてください。

女性2



著名な昔話「三年寝太郎」 その異問とは?


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三年寝太郎


三年寝太郎3


眠りに関する民話はいくつかあるが、
その中で有名な「三年寝太郎」という話がある。

三年寝太郎はどういう話かというと


干ばつに苦しんでいた村に、三年間眠り続けた
寝太郎という男がいた。

寝太郎は仕事もせず、ただひたすら寝続けていたが、
ある日突然起き出して、山に上って巨石を動かして
その巨席が川をせき止めて、川の水が田畑に流れ、
それによって村の干ばつが救われた。


という話である。



ここでは寝太郎はただ眠り続けていただけではなく、
寝ながら、いかに村を干ばつの被害から救うか
いうことを考えていた。

単に寝ていただけではなく、考えていたんだ。
そこから転じて、何にも考えていたいように見えて
実際にはよく考えていたのだ。

人は見かけによらないという意味にもなる。


このように日本の民話には
異常な人間が富と名声を得るという話や、
これまで何もしなかった人が急に活躍するという
モチーフがよく見られる。






三年寝太郎 異伝


三年寝太郎5


実はこの三年寝太郎には
幾つかのバリエーションがある。

その内の一つに山口県小野田市厚狭地区の話がある。
これはこのような話だ。


厚狭の里の長者の息子である太郎は、
碌に仕事もしないで寝続けていたため「寝太郎」と
呼ばれていた。

寝太郎は三年もの長きにわたって寝続けてきたが、
ある日突然起き出して、父親に船と船一杯の草履
作ってくれるように頼んだ。

父親が用意して、それを寝太郎に与えると、
寝太郎は船を漕ぎだして、どこかに旅立った。


しばらくして寝太郎が戻ってくると、
船の中の新品の草履が、ボロボロになっていた。

寝太郎は父親に大きな桶を用意して欲しいと頼む。
父親が用意すると、寝太郎はボロボロの草履を
洗い始めた


すると汚れた土の中から砂金が出てきた。

寝太郎が行ったのは佐渡島だった。
彼はそこで佐渡金山で働いている者の草履を
無料で交換したのだった。


寝太郎はこれで集めた砂金を元にして、
村の水路を整備して、田を開墾して、
村の百姓に分け与えた。


めでたしめでたし



という話だ。



これは元々の話と構造は一緒だが、
具体的な方策が出てくる。

佐渡島や金山、草履の土から砂金というように。

いずれにせよ寝太郎はただ寝ていただけではなく、
村の将来のことを考えて、知恵を絞っていた。

それも寝ながらに!


ある面、人生の大逆転である。


寝太郎はただ寝ているにあらず、
他と違った感性を持った人物として描かれている。


ただし、日常的にこんな奴がいたら、
ものすごく怒られるだろう。


物語ならではという気がするが。


三年寝太郎1





おやつ文化と睡眠の関係!


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昼食後の昼寝

男性1


仕事をしていると、特にデスクワークでは、
居眠りが大敵になります。

居眠りは午前中は少ないのですが、
午後になると多くなります。

午後の会議でうっかり居眠りした人は
多いのではないですか?


午後の仕事の時に居眠りするのは
昼食を食べるとその消化のために
血液が胃腸の集中して脳貧血が起き、
それ故に眠くなると思われていました。


今でもそう思っている人は多いようです。

しかしそれは間違いです。


昼食をとらなかったり、食事量を小分けにして、
少しずつ食べても午後に居眠りしたくなるのです。

午後の居眠りの原因は、生活リズムにあります。





午後の居眠りの原因は生活リズム

人間は起きて16時間後に眠くなります。

つまり朝7時に起きると夜11時に眠くなる。
それが生活リズムです。


規則正しい生活のためには生活リズムを把握して、
毎日同じ時刻に起きて寝ることが必要となります。


そしてその生活リズムは
半分のリズムもあります。

つまり7時に起きると、
8時間後の3時ごろ眠くなるのです。

あくまで目安ですから
チョッキリではありませんが、
その流れで人は眠くなるのです。


つまり午後の時間に眠くなるのは
昼食ではなく、生活リズムだったのです。


実際に海外で事故を調査したところ、
12時から午後4時ごろに事故が多いことが
わかっています。

これも生活リズムと関係があるのです。






ティータイムの効用!


ネコ5


この時間に眠気が発生するのは万国共通です。
もちろん朝起きて夜寝るという生活をしていると
必ず半日の生活リズムを昼間に刻みます。

だから昼間に眠気が来るのは
仕方がないことなのです。


そこでティータイムが生まれました。


ティータイムで飲むのは紅茶やコーヒーなどです。
これらにはカフェインが入っています。

カフェインは眠気覚ましになるものですから、
昼間の眠気には最適です。


ティータイムは大体3時前後、
2~4時ごろに行われるのが一般的です。

イギリスでは紅茶を飲みますが、
大陸ヨーロッパではコーヒーを飲みます。

またティータイムでは談笑をします。
コーヒーや紅茶等カフェインが入った飲み物を、
みんなで一緒に飲みながら談笑することで、
眠気を抑えていたのです。

もちろんティタイムの文化ができたのは
眠気を抑えるために出来たわけではなく、
一つの文化としてできたのですが、

ティータイムをとった方が
よりよく生活できるというのは、
生活の知恵だったのでしょう。





おやつ文化!


実は日本にも「おやつ文化」があります。

昔は1日2食だったのですが、
江戸時代も元禄時代になると、
「中食(ちゅうじき)」「間食(かんじき)」が
行われるようになった。

これがおやつ文化の始まりです。

おやつとは「八つ」という意味で、
これは昔の時間の呼び方で2~4時を指します。

つまりヨーロッパのティータイムと一緒なのです。


日本でも食事の間が空き過ぎて
能率が悪くなるのと、睡眠対策のために
おやつの時間ができたのでしょう。

この方が効率が良いからです。


つまりヨーロッパのティータイムと日本おやつは
昼寝対策という意味も持っていたのです。

洋の東西でも睡眠対策は必要だったのですね。


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