◎夢はいつ見るか?
眠ると夢を見ます。
必ず見るという訳ではないのですが、
見ることも多くあります。
夢を見るとのはレム睡眠の時です。
人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、
レム睡眠とは比較的浅い睡眠で、
体は眠っているのですが、脳は起きている状態。
ノンレム睡眠とはその逆で深い睡眠。
体も脳も眠っている状態です。
眠ると最初に深いノンレム睡眠に入ります。
そして徐々に覚醒していき、レム睡眠に入ります。
その後またノンレム睡眠に入り、
ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠…
というサイクルを繰り返します。
この1サイクルは約90分で、
寝ている時に何度か繰り返します。
こういったサイクルの中で
夢を見るとのは浅い睡眠の時です。
因みにこの90分のサイクルを意識すると
快適な睡眠ができます。
眠る時間を90の倍数にして、
その瞬間に目覚めると、スムーズに起きられます。
つまり6時間とか7時間半とかの睡眠にすると
快適に目覚めることができます。
ところで夢は
どのように意識されていたのでしょうか?
◎昔の記憶!
よく昔のことを夢に見ることがあります。
よく遊んだ河原、毎日通った学校、
何度も行った駄菓子屋などの記憶が
夢に現れることがあります。
これはどうしてでしょうか?
夢を見ている時の脳波を見てみると、
PGO波という脳波が出ています。
このPGO波は色々な影響を与えるのですが、
その一つに「海馬(かいば)」への影響が考えられます。
海馬は記憶を司る部分です。
PGO波は、海馬に刺激を与えて記憶を引き出し、
夢に映し出していると考えられるのです。
この時に記憶の引き出しから、
どの映像を引き出してくるかは
まったくの偶然です。
そして夢にはストーリーがありますが、
その引き出された記憶をキッカケに
夢のストーリーは自分で組み立てます。
つまり夢はまったくの偶然から始まり、
それをキッカケとして、
自分で好きなストーリーを作り上げているのです。
もちろん無意識のうちに
当然、夢のストーリーは
その時の精神状態に左右されます。
例えばプラス思考の時はストーリーも前向きで、
ハッピーエンドになります。
逆にマイナス思考の時は悪い結末を迎えます。
そういった意味で、
どのような傾向の夢を見るかは、
その人の精神状態を表します。
それ故に夢を現在の自分が置かれている状況を
判断する材料としても良いでしょう。
悪い夢ばかり見る時は
悲観的に、マイナス思考に陥っている時です。
物事を悲観的に考えずに、プラス思考になるように
考え方を変えるようにしましょう。
夢は夢とバカにせず、
自己の状態を判断する材料ととらえれば、
有効活用できるはずです。
そういう意味で、
夢のお告げとは正しいのかもしれません。