皆さんよく眠れていますか?
このブログでは読んでいただいている方に、
快適な睡眠ができるような情報を提供しています。




枕の語源!

ネコ3



枕は寝る時に欠かせないという人も多いでしょう。
実際に枕は世界中にあります。

基本的に寝る時に頭を支えるものですが、
最近は首の形に添って支える形のモノもある。


ところで枕(まくら)という語源は
何かご存知でしょうか?



日本語の「まくら」は
古事記にも出てくる古い言葉です。


語源には「頭を休めるところ」から
あたまくら」となり、それが「まくら」になった。


休めるというのは「蔵(くら)」とも言い、
それ故に「あたま」と「くら」から「あたまくら」

そして短縮されて「まくら」になった。



もう一つの説は、「頭(あたま)」ではなく、
「魂(たま)」であるという。

つまり「魂(たま)を休める(蔵)」から
「たまくら」になり、転じて「まくら」になった。


いずれにせよ、枕は休める(蔵)もの
という意味で使われている。





現在の枕のルーツ!


ネコ6


このように枕は昔からあり、
世界中で使われているものだが、
それは丸太や石などを使ったものが多い。

ヨーロッパなどでは木を使っていた。

現在のような柔らかい素材を使ったのは中国で、
布製のモノが使われた。

これはヨーロッパにも輸出されたが、
現在に近いモノはインド・アラブ地域でできた。


インドおよびアラブ地域で作られたのは、
ヤギの毛を織って袋を作り、それに他の毛を入れて
柔らかくしたものを作った。


これは枕とクッションを兼ねていた。


これがインド・アラブからヨーロッパに渡り、
その後世界中に広まっていった。





枕を使わない地域

ネコ9


世界中の人は眠る時には自然に枕を使っています。
例えばアフリカのサハラ砂漠などでは、
木の枕を使って寝ていますが、
中には枕を使わない民族もいます。


例えば南米アンデス山脈の東側の
アマゾン川流域などでは枕にあたる名称がない。

彼らはハンモックの様なもので眠ることが多く、
「枕(まくら)」に該当する名称を持つ必要がない。


これらの地域はアマゾンやカリブ海地域。
しかしこの一部を除くと枕は世界中で使われている。


つまり枕を使わない地域とは
世界中を見渡してもごく一部なのだ。





このように日本でも古事記の時代からある枕は、
世界中でも利用されていた。

古今東西いろいろな地域があり、
いろいろな気候があり、いろいろな風習がある。

それなのに枕を使用するというのは
人類共通のことなのだ。


人間がこのような体つきを持っている以上、
寝る時に大きすぎる頭をどうするのか?

その答えが枕なのかもしれない。


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