睡眠と不眠の間に…!

皆さんよく眠れていますか? 眠れていない皆さんに、眠りのメカニズムと眠りの方法を解説します。

ノンレム睡眠

寝ているのに寝ていない?逆説性不眠とは!




女性6





逆説性不眠!


不眠症の中には面白い現象があります。


それは自分が不眠症であり、
毎日眠れないと訴えいる人が、
実際にはよく眠っていることがあります



ある人はもう何年も眠っていないと訴えますが、
何年も眠らないということはあり得ません。


その前に死んでしまいます。




実験によると、2週間程度眠らないと、
脳が破壊されて死に至ります。


眠るということは、
脳を休めるためでもあります。


つまり脳が休まらず、
負担が大きくなって最終的に死に至るのです。




つまり何年も眠っていないということは

あり得ないのです




このように科学的に測定すると
十分に睡眠をとっているにもかかわらず、
自覚的にはほとんど眠れなかったと述べる現象を



逆説性不眠



と言います。





これは特に不眠が慢性化した人に
起きる症状です。



この逆説性不眠は
独立した病態であるかどうかについては
議論があるものですが、



不眠症患者の中には多い症状なのです。


そして悪いことに、
本人は本当に眠れていないと思っているのです。






元々不眠症は身体的な影響がある病気です。


つまり眠れないことにより、
注意力が散漫になったり、疲労感が増したり、
そういったことが問題でしたが、



慢性化すると、
心理的な焦燥感が課題となります。


眠れないことによる焦り、緊張感、不安感などが
精神的、心理的に負担になっていきます。




このように考えると、
実際に眠れていても、眠れていないと考える
逆説性不眠は心理的負担があるという意味で、


通常の不眠と同様に治療の対象となります




ネコ11





逆説性不眠はどうして起きるのか?



では逆説性不眠は
どうして起きるのでしょうか?




ある患者は主観的な睡眠時間は30ですが、

機械で脳波を測定したら、418寝ていました。



418分、つまり時間寝ていたのです。


これは十分な睡眠時間だと言えるでしょう。


しかし本人の評価では30分です。



30分しか寝ていないと評価するのであれば、
睡眠時間は全く足りていません。






この主観と客観のは何でしょうか?





これは時間認知機能の異常が関与しています。



時間認知機能は、
脳による認知システムによって決まってきますが、
ここで睡眠時間を認知することができます。



この時に睡眠時間を認知するシステムは

徐波睡眠の量によって時間を認知します。


徐波睡眠=つまり深い睡眠です。



睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、
「レム睡眠」は浅い睡眠。
それに対して「ノンレム睡眠」は深い睡眠です。


このノンレム睡眠にも4段階あり、
そのうち3~4段階の睡眠は非常に深い睡眠です。

詳しくはこちらを参照してください。
http://kaitekisuimin01.com/archives/1101228.html


この時に脳が休みます。


この3~4段階のノンレム睡眠のことを、
脳波が緩やかになることから「徐波睡眠」と言い、
不眠症対策では特に重視する睡眠です。


簡単に言うと「ぐっすり寝る」のです。




実は逆説性不眠を訴える人は、

この徐波睡眠が少ない人なのです。



特に不眠の慢性化が起きている患者は、
逆説性不眠が起きるというのは、



不眠が慢性化した人は深い睡眠ができていない。
少なくとも実感できない。



そのために眠れていないと思い、

逆説性不眠を訴えるのです。





逆説性不眠は実際には寝ているのですが、

深い睡眠ができていない。


それは脳を休めるには不十分です。



逆説性不眠はそういう意味で、
脳からの悲鳴なのかもしれません。


ネコ10

寝ぼけについて




女性1





寝ぼけ!


人の睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠があります。



レムとはRapid eye movementの意味で、
日本語で「急速眼球運動」といいます。


急速眼球運動は寝ている時に瞼の下で
目玉がキョロキョロ動いている状態です。



これがあるのがレム睡眠で、
無いのがノンレム睡眠です。



レム睡眠が起こるのは、
脳が覚醒状態であるためです。


比較的浅い眠りで、体は寝ているのですが、
脳が起きている状態、これがレム睡眠です。




ノンレム睡眠は
急速眼球運動を伴わない睡眠です。



深い睡眠で、脳も休んでいる状態です。





このレム睡眠中にはを見ます。




夢を見るとたまに起こるのが

寝ぼけです!



寝ぼけはレム睡眠行動障害と言います。




ネコ3




前回書いたようにレム睡眠中は
情報が遮断されており、
体の筋肉も脱力して動きません。



しかし何らかの原因で夢を見ている時に
体が動くようになると寝ぼけを起こします。

このように犬も寝ぼけます。





人間の場合は65歳以上で200人に1人程度で
発生すると言われています。


比較的男性に多いのが特徴です。



実際の行動はどのようなものでしょうか?



入眠から1~1.5時間たつとレム睡眠に入る。

この時に症状が見られるようになる。

叫ぶ、大声で罵声を上げる、泣く、笑うなど。

両手で何かを探すような動作などが見られる。



時には殴る蹴るなどの攻撃的な行動、

動き回るなどの行動も見られる。


しかし激しい行動をしても覚醒することは少ない




このような行動は
レム睡眠が終わるとおさまります。


大体20~30分くらいです。


そのあとは再び安らかな眠りに
つくことができます。








子供の寝ぼけ


子供の寝ぼけはレム睡眠行動障害と違います。


子供の場合は睡眠時游行症と呼ばれます。


睡眠時游行症は
深い睡眠のノンレム睡眠の時に起きます


この部分がレム睡眠行動障害と違います。


この症状の時は目を見開き、歩き回ります。


ノンレム睡眠なので
夢を見ているわけではありません。



夜驚症という症状も同じく子供の寝ぼけですが、
こちらの場合泣き叫んだり、跳ねたりします。



いずれにせよ大人と同様

20~30分くらいで終わるのが普通です。



ネコ9






風邪をひいたら寝れば治るのか?



ネコ8




風邪の時にはよく寝ること!



風邪の時にはよく寝ると治る


そういう経験はないでしょうか?




確かに自分でも、そして他人肉親など)でも
風邪をひいたらよく寝れば治るということは
言われます。


これは単なる迷信なのでしょうか?




実はそうではありません。


確かに風邪をひいたらよく寝ると治るのです。


イヌ1





ノンレム睡眠の効能!


人間の睡眠には
レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。


レム睡眠は体は休んでいるが、
脳は休んでいない睡眠


ノンレム睡眠はその逆で
脳は休んでいる状態です。



人間は哺乳類の中でも
特に脳が発達した動物です。


そのために脳を休めることが必要となります。


脳を休める「ノンレム睡眠」が発達したのは
それが理由だと思います。





そしてノンレム睡眠には
別の効能があります。


それは防御機能が働くということです。







ノンレム睡眠の防御機能



細菌やウィルスが体内に侵入した際、
防御が働き、白血球がこれらを排除する


こうして作られる芽根木物質の中には
ノンレム睡眠を誘う機能を持っている物質がある。


感染時や治っている時に眠くなるのは
こういったメカニズムが働いているのだ。




風邪をひいたら、寝たら治るとは、
まったくの迷信とは言えない話なのだ。

男性1




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