ネコ2





病原菌と睡眠!


不眠で悩んでいる人は
長時間、寝床に入っていても
目が冴えて眠れません。


不眠症で悩んでいる人は
布団に入ることがに恐怖を感じます。


布団に入っても
目が冴えて眠れない。


その間の孤独
永遠に続くかと思う長い時間は、
大変な苦痛を伴うものです。


こういった時に、
ぐっすり眠ることができるということは
どれだけ快適なことか!



快適な睡眠をすることが
ありがたく思うものです。




しかし不眠で悩んでいる人でも
しっかり眠ることができるケースがあります。



それは病気になった時です。







感冒と睡眠!


風邪をひいたときには
「眠ると治る」と言われています。


事実、何日か寝ていると
風邪が治ることがあります。


これらは誰でも
経験することではないでしょうか?



風邪=つまり感冒にかかると、
ダルくなり眠くなる。


特にインフルエンザにかかった時など、
起きていられず、眠りっぱなしになります。


昔は抗生物質もなかったので、
よく眠ることが特効薬でもありました。


これは寝ていることによって、
身体が休まるからなのだが、
それだけではありません。


免疫機能とかかわりがあります。


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免疫機能と睡眠!


免疫機能の中でも
病原菌に感染した時に身体を防御する仕組みで、
白血球の仕組みは重要な働きがあります。


白血球は、直接病原菌に作用しますが、
そこに睡眠が強く作用します。


つまり睡眠物質の働きを高めることで
感染した時に我々を休息に誘います。




これらは1980年代以降に
わかってきたメカニズムです。





風邪をひいたときに眠くなるのは
こういった身体の免疫機能が
正常に働いている証拠でもあるのです。



身体を出来るだけ休息させることで、
体内のエネルギーを病原菌除去に注力させる。


そして免疫機能を最大限に発揮するのです。




身体の機能は本当によくできています。
生体機能一つをとっても生物進化の中で獲得した
歴史があり、それが正常化に貢献しているのです。




風邪をひいたら、しっかり寝るということは
学問的に証明される以前から行われていました。


医者ももちろんですが、家庭でもそうです。



風邪をひいたら諦めて寝る。
如何に寝る時間をしっかり確保するかを
考えるべきなのです。



風邪を治すにはしっかり眠るに限るとは
誰にも異存がないでしょうが、
それには身体を休息させ、免疫機能を高め、
それによって病原菌に力を注力することができる
非常に優れた対応力なのです。



これらは民間療法ですが、
それでも学術的に正しいものだと言えるでしょう。



病気なれば、しっかり眠ることができる。


しかし不眠を解消するために
風邪をひきたいとは思わないでしょう。


ましてやこういうケースでは
確かに不眠症の人でも良く眠れますが、
風邪が治れば不眠症は再発します。


そういう面では不眠症対策としては
意味のないことかもしれません。



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