ネコ2



昼飯の後に眠くなるのはどうしてか?



昼を食べて、午後の仕事をしていると
ついついくなります。


誰にでも経験があるのではないでしょうか?




ところでどうして
昼間に眠くなるのでしょうか?






よく言われる解釈では
昼食と関係があるということです。


昼食を食べると血液が胃の方に行ってしまうため、
脳に血液が行かなくなって眠くなる。




このようなことはよく言われます。



まあ血液が脳に行かなくなると言わなくても、
食べ物を消化するために、エネルギーを使うから
眠くなると考えられています。


しかしそれは根拠がありません


実際に朝食後などは眠くなりません。



もし消化にエネルギーを使うために、
眠くなるのなら朝も眠くなっていなければ
おかしいことになります。

目覚めていない人が眠くなることはありますが
 それは別の話です。



別の説では、

朝から起きているので昼には眠くなる、
というものもありますが、


それなら夕方は
もっと眠くならないといけません。


女性2



昼食をとらなくても眠くなる!


実は昼食をとらなくても眠くなるのです。


ある実験で昼食をとったグループと、
とらなかったグループに分け、
昼間の眠気を調べたところ、


ほとんど差がないことがわかりました。


つまり昼食云々は関係なかったのです



因みにどうして昼食の後に眠くなるのかというと
体内時計のリズムの結果です。


人間は起きて16時間後に眠くなります。


だから7時に起きた人は
夜の11時ごろ眠くなるのです。


そしてそのリズムは日中にも及んでいます。


つまり16時間の半分程度の時間に
眠気が襲うようになっているのです。


だから上記の7時から夜の11時だと
昼の3時ごろには眠くなるのです。


昼食をとる時間は12~1時ごろ。


ちょうどそのころは
眠気のピークに向かっている時なので、
眠くなっていっているのです。



そうであれば昼食をとったグループと
とらないグループに違いがないのも
当たり前なのかもしれません。




因みにこの睡眠のリズム(=半日リズムという)は
どうして起きているのかは分かっていませんが、


一説には日中の暑い中に動き回ると
エネルギーの消耗が激しいから起きる、
と言われています。


朝、太陽とともに起きて活動し、
太陽が沈むと就寝する。


われわれ人間の生活は昔からそうでした。


そして太陽の活動が一番きつい時間帯は、
活動しないで休息にあてる。


非常に合理的にできているのでは
ないでしょうか?


男性4