ネコ3



定年になると眠れない!



毎日朝早く起きて、
満員電車に揺られて、会社に出かける。



そういう生活を30年も40年も続けて、
やっと迎えるのが定年です。



会社員の時にはこう思ったでしょう。



定年になれば、
毎日ゆっくり寝られる
…と。






実はそうでもないのです。





定年退職をすると、
よく夜中に目覚めて眠りが浅くなった
という人も多いのです。


定年になると
むしろ眠りの質が悪くなる。




こういうことって多いのです。






それはどうしてでしょうか?


それには3つの理由があります。







定年になると眠れない理由!



1つ目は生き甲斐の喪失です



実は長く勤めていると、
それが習慣になってしまいます。


特に仕事人間だった人には
”仕事が趣味”という人も多く、
その仕事がなくなることにより、



生き甲斐が喪失することになります。


そういう人は心に
ポッカリ穴が開いたようになり、
空虚感で眠れなくなります。



自分の生き甲斐がなくなった。
これから何を楽しみにして過ごせばいいんだ。


こういった状況に苛まれて、
逆に眠れなくなるのです。



イヌ1





生活リズムの変化!


それからもう一つの理由は
生活リズムの変化です。


当然ですが、
毎日会社に行っていた生活は
自分の生活にリズムを生み出します。


朝何時に起きて、何時の電車に乗り、
何時に会社に着き、何時まで働いて
何時に帰る。



これが体にしみ込んだ
リズムになるのです。



例えば
夜12時に寝て朝6時に起きていた人が
9時まで寝ようとすると
3時間多く寝ることになります


その3時間はこれまで
働いていた時間に入っていきます。


その分、生活リズムが変わってきます。


その生活リズムの変化のために、
むしろ眠れなくなるのです。







睡眠時間の短縮!



最後の理由は睡眠時間の短縮です。


実は退職とは関係ないのですが、
人間は年をとると眠りが浅くなります


それは若い時と比べて
睡眠の必要性が薄れてくるからです。


ある調査では若者は
時間以上眠らなければならないそうですが、
年を取るとそうではありません。


もっと短くて済むのです。



これは退職とは関係なく、
誰にでも起きることなのですが、



退職を機に生活リズムが変化することと、
長く寝床に入っていることで、
睡眠自体が浅くなるのです。


睡眠の必要量が減っている時に
これまでより長く眠るのですから
睡眠が「薄まる」のです。



そのためこれまでより眠りが浅く、
ふとしたことで覚醒することになります。




定年退職すると、
心ゆくまで眠ってやろうと思うかもしれませんが、
なかなか難しいのが実情です。



女性2