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体温が下がると眠くなる!




人が眠くなるのは体温が下がる時です。


体温といっても表面の温度ではありません。
内部体温といって、体の中の体温です。


人のような哺乳類は恒温(こうおん)性の動物
と言われています。


恒温性、つまり温度を一定に保つのです。


それと違い、
爬虫類以下の動物は変温(へんおん)性の動物で、
外気に対して体温を変化させます。


変温性の動物は外気が低くなると、
活動ができなくなるのと違い、
恒温性の動物は一定の体温を保つことで
常に活動することができます


恒温性の動物は活動領域が広がったが、
その分、大量のエネルギーを消費します。


また活動が広がるのと比例して、
情報処理のために脳が発達しました。


体内を一定の温度に保ち、
大量の情報処理のための脳の活動により、
大量のエネルギーを必要とする。


睡眠はそのを休めるため
行われると考えられています。




そのため体温を低下させているのです。



ネコ10





寝汗はいつ出るのか?


内部体温を下げる時には
手足などが熱くなります。


これは手足から熱を放出するためです。


よく冬などに冷え性で

手足が冷たくて眠れない

という人がいますが、
手足が冷たいから眠れないのではありません。


手足が冷たいと、熱を放出できず、
そのため内部体温が下がらないので
眠れないのです。


手足が温かくならないと、
血流が悪くなり、その分熱が放出されません。


故に内部体温が下がらないのです。


この時に熱を放出するのは
手の甲足の甲太ももの内側などです。


こういったところから、
熱を放出して内部体温を下げます。


そして当然熱を下げるためには
汗をかきます。




因みに緊張する時も汗をかきますが、
どちらかというと手の平足の裏などにかきます。


これは緊張した場面では失敗しないように
手足を湿らせ、手が滑らないようにするためです


しかしあまり汗をかくと、
逆に汗で手が滑ることもありますが。



話を戻すと、
寝汗は温度を下げるためにかくのですが、
大体、就寝後の1~2時間でかきます。


温度を低下させるために
汗をかいて熱を放出するので、
初期に最も多くの寝汗をかきます。



このように寝汗をかいている時は
深い睡眠になっている時が多いのです。


だからこの時に目覚めると

非常に不快になります



それは寝汗をかいたから不快なのではなく、
寝汗をかくほど深く眠っていたのに
そこから起きねばならなかったからです。


深い睡眠から一気に起こされたら
不快になります。


寝汗をかくのは悪いことではありませんが、
起きた時に寝汗をかいていると
不快さは残るでしょう。


寝汗のせいではないのですが・・・。


男性4