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受験生!





受験生などはよく徹夜をします。


受験生でなくても
中学や高校で定期試験があると
徹夜して試験に臨むことがあります。


徹夜をすると長く勉強ができます。


そうすると成績も上がり、
希望する学校に合格できます。


そう信じて努力している人には
可哀そうですが、はっきり言いますと、



徹夜は効率が悪いのです。






それは睡眠時は記憶に

深くかかわっているからです。






睡眠には2種類あります。
レム睡眠ノンレム睡眠です。


レム睡眠とは
Rapid eye movement sleepの意味で、
「急速眼球運動を伴う睡眠」といいます。


これは身体は寝ているのですが、
脳は覚醒状態であるために起きることで、
比較的浅い眠りです。


夢を見るのもレム睡眠中に見ます。





ノンレム睡眠とは、レム睡眠とは逆で
「急速眼球運動伴わない睡眠」をいいます。



このノンレム睡眠はレム睡眠と違い、
深い眠りで別名「脳の眠り」と言われています。


これはレム睡眠中は
脳は眠らないからいわれていることです。







一般にレム睡眠は体を休め、脳は活動しています。

他方、ノンレム睡眠は脳が休んでいます。



このレム睡眠中は
記憶に関わっていると言われています。







人はレム睡眠中に脳内の情報を整理して、
記憶として固定していると言われています。



つまり徹夜をすると睡眠時間が奪われ、
せっかく記憶した知識を脳に固定化することが
できなくなってしまいます。


ネコ8





また単純に睡眠時間が少なくなっても
人間はノンレム睡眠を優先します。



脳を休めるノンレム睡眠は、
短い睡眠時間だとレム睡眠より優先します。



そのために徹夜までいかなくても
短い睡眠時間だとレム睡眠がほとんどなく、
記憶を脳に固定化させることができなくなります



また睡眠不足では
記憶力も判断能力も低下しますから、
勉強したことをアウトプットできなくなります。


むしろそれよりも
しっかり睡眠をとって、すっきりとした頭で
効率よく勉強することが成績向上の鍵になります。




つまりしっかり寝ることで、

1.レム睡眠中の知識の固定化を促進する。

2.記憶力や判断力が高い状態で勉強する



ことが、より効率的な勉強のために必要なのです。







あと余談ですが、

人間は17時間以上起きていると、
血中のアルコール濃度が0.05%増えます。


これはビールを1~2本飲んだくらいの状態です。



これは17時間ほど起きていた時の状態です。


以前書いたことですが、
人間は起きて16時間後に眠くなります。


つまり7時に起きると、
23時ごろに眠くなるのです。



毎日眠る頃の時間になると、
シラフでも血中アルコール濃度が
ビールを飲んだ状態になるのです。


これでは徹夜すると
もっと血中アルコール濃度が増えるでしょう。



そうするといかに効率が悪い状態か
わかるというものです。





試験の時には
徹夜はやめましょう。



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