皆さんよく眠れていますか?
このブログでは読んでいただいている方に、
快適な睡眠ができるような情報を提供しています。




昼食後に眠くなる

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昼食後に眠くなるのは、
消化のために血液が胃腸の集中するからではなく、
生活リズムからです

人間は会起きて16時間後に眠くなります。

つまり朝7時に起きると夜11時に眠くなる。
それが生活リズムです。

そしてその生活リズムは半分のリズムもあり、
それが半日リズムです。


つまり7時に起きると、
8時間後の3時ごろ眠くなるのです。

これに対応するために生まれたのが
ティータイムです。

カフェインの入った飲み物を飲み、
談笑することで眠気を覚まします。

眠い目を擦りながら、仕事をするより、
短い時間でもしっかり休む方が
仕事でも効率が上がります。

そのためにできた風習だといえるでしょう。

イギリスではティータイムで、
その名の通り紅茶を飲みますが、

大陸ヨーロッパではコーヒーを飲みます。

両方ともカフェインが入っており、
眠気覚ましになります。


そして日本では「おやつ」文化があり、
同じく午後2~4時ごろに軽食を食べます。




このように、カフェインの入った飲み物を
補給して午後の眠気覚ましをする国もありますが、
他国では別の対応方法もあります。


それがシエスタです!







シエスタ

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シエスタは午後の時間に1時間から1時間半ほど
眠ることを言います。

これはギリシャやイタリア、スペインなどの
南欧諸国にある習慣です。


シエスタとはスペイン語で6時間後問う意味です。
英語ではSixth Hoursになります。

つまり起きてから6時間後にとる睡眠をいいます。


実際には6時間ではないこともありますが、
午後2時から4時ごろにとることが多い。


これは南欧が比較的暑いからというのがあります。

暑いと午後は能率が下がるので、
その時間は休んで、あとで作業をします。

特に肉体労働などは極端に作業効率が下がるので、
その間休憩をとります。


他方、シエスタをするのは
「怠け者」というイメージがありますが、
実はそうでもありません。

というのは2~4時に休んでも
その分後で働いているからです。


例えばスペインの役所は
朝9時から午後2時まで仕事をして、2時間休む。
そして午後4時から7時まで3時間仕事をします。

時間労働です。


日本では5時に終わりますが、
その間1時間の休憩が入ります。


どっちが良いかは人それぞれでしょうが、
気候によって大きく違う例かも知れません。



因みにグローバル化の影響で、
スペインでもシエスタ文化が見直されています。

2006年1月から役所では廃止されました。


この決定は睡眠文化研究者から注目されています。






◎シエスタのある国々!


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先程書いたように、
シエスタは南欧というイメージがあります。

ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガルなど。

先程の役所の事例もスペインでした。



しかし国際機関が行った「睡眠生活習慣調査」では
それ以外の各国でもシエスタ文化がありました。

例えばアフリカの「ケニア」「ナイジェリア」
「ウガンダ」「マリ」「シエラレオネ」など。

中東では「エジプト」「イラン」「オマーン」

オセアニアでは「オーストラリア」「サモア」

アジアでは「インドネシア」「フィリピン」
「アフガニスタン」「カンボジア」「タイ」

北米南米では「メキシコ」「ブラジル」「ハイチ」
「コロンビア」「パラグアイ」「ジャマイカ」


40か国もシエスタの風習があります。


また意外な国では「韓国」「台湾」などもあります。


韓国でシエスタがあるとは思いもよりませんし、
もしかしたら地方の風習かもしれません。

この調査結果は国名しか載っていないので、
その内容までは立ち入れませんが、
なかなか興味深い指摘です。


こう考えるとシエスタは
意外にいろいろな地域であったようです。


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