前回、夢についての歴史を紹介し、
古代世界では「夢」は神のお告げと捉えられ、
重要事項の決定にも使われたことを書きました。



今回は中世以降の話を描きます。


ネコ8


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中世以降の夢!



夢はレム睡眠時に見ます。




人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、
レム睡眠とは比較的浅い睡眠で、
体は眠っているのですが、脳は起きている状態。


ノンレム睡眠とはその逆で深い睡眠。
体も脳も眠っている状態です。


眠ると最初に深いノンレム睡眠に入ります。
そして徐々に覚醒していき、レム睡眠に入ります。


その後またノンレム睡眠に入り、

ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠…

というサイクルを繰り返します。



この1サイクルは約90分で、
寝ている時に何度か繰り返します。


因みにこの90分のサイクルを意識すると
快適な睡眠ができます。


眠る時間を90の倍数にして、
その瞬間に目覚めると、スムーズに起きられます。


つまり6時間とか7時間半とかの睡眠にすると
快適に目覚めることができます。






前回は古代の「夢」の認識について書きました。


ところで夢は中世以降
どのような認識だったのでしょうか?



その特徴は悪夢の登場です。




ネコ5


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悪夢の登場!



この後のことは日本のことを書きます。


平安時代に入ると悪夢の記載が登場します。


例えば平安末期の「袋草紙」には、
呪文を唱えると悪夢が消えるという記載があります。


悪夢は凶運を意味します。
そして悪夢を見ないように、
コントロールすることを思いつきます。



古代の世界では、夢は神のお告げであり、
人間がどうこうできる存在ではないのですが、
中世では、どうにかして凶運を避けようとします



そこにあるのは悪夢の認識です。
そして夢は現実にあるという考えです。


夢は現実に起きる。悪い夢も現実になる。


だからそれをコントロールしたい


悪い夢を見るには理由がある。
そしてそれをコントロールすることが可能である、


そういう認識が出てきます。


ネコ2





夢は虚構!


鎌倉時代にも夢は現実だという認識はあります。


しかし室町、戦国時代になると、
夢はあくまで虚構であるという認識が生まれます。


これは戦乱の絶えない過酷な現実が影響します。


良い夢を見たのに、実際には過酷な現実が起こる。


こういうことを繰り返すと、
夢は虚構を認識するようになります。




太平の世が続いた江戸時代は
夢信仰が庶民に広がり、より通俗的になります。


中国の想像上の動物「獏(バク)」が
夢を食べると信じられたのはこの頃からです。


正月に見ると縁起の良いという

「一富士 二鷹 三茄子」

は駿河(静岡県)の夢占いからきています。




因みに一富士は富士山で、二鷹は愛鷹山です。


この愛鷹山は、駿河で二番目に大きい山だそうで、
そこからきたそうです。
実際には愛鷹山より大きい山は駿河にある。


しかし「茄子」はよくわからないようですが、
一説には初茄子が高値だったことから、
高いものの代名詞として、つけられたとか。




このように「夢」は、
現実から虚構そして縁起物として
認識が変わっていったのです。





現在でも
良い夢は信じるが、悪い夢は信じない
という人がいますが、
江戸の庶民に近い考えかもしれません








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