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災害時ストレスによる不眠!




前回、災害時のストレスと不眠について書きました。



阪神淡路大震災やインドネシアの地震により、
ストレスを感じて不眠を患う人が多い。


そのストレスには
一次ストレス二次ストレスがあり、


一次ストレスとは、災害にあってケガをしたり、
財産を失ったことによる直接的なストレス。


二次ストレスとは、直接的な被害だけではなく、
被災をして、仮設住宅などで生活することで、
これまでの環境と変化することによって
ストレスを感じることを言います。


これらのストレスにより、過緊張状態になり、
神経が刺激されて不眠になります。


そして被災直後だけではなく、
その後の慣れない生活により、
不眠がひどくなるケースもあります。



「一次ストレス」と「二次ストレス」の
重なりにより、症状が重くなるのです





ところで最近ではそれだけではなく、


直接被害を受けていない人でも
ストレスを感じることがわかっています。



それは被災遠隔地でのストレスと言います。



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被災遠隔地で受けるストレス!



被災遠隔地とは、その名の通り、
被災する場所と違う遠隔地でのことです。


当然そこは災害地でもなく、
災害による被害を受けることはありません。


それなのにどうして
ストレスを受けるのでしょうか?



それはインターネットや高解像度テレビの発達で、
被災地の情報がタイムラグのほとんどない状態で
遠隔地にも送られるようになったからです。


そのため多くの視聴者が実際には被災しなくても
被災をリアルに体験する仮想現実体験
するようになったからです。



仮想現実体験は、
実体験に極めて近い効果を脳に与えます。


それを利用した精神医学的治療法への応用として
有効であるが、他方では災害ストレスの拡散化
という副作用も秘めています。


特にテレビ報道は繰り返し、映像を流しますが、
その災害映像は脳・精神に与える影響が
無視できません。


特にテレビ各局は
視聴者への影響を考えたうえで
報道することが求められます。



またこの遠隔地ストレスが見られた顕著な例は、
2001年の9.11テロの時に、
特にアメリカ各地で遠隔地ストレス患者が増え、
それによる不眠患者が激増しました。


あの時は特に高層ビルに飛行機が突入するという
ショッキングな映像が何度も世界的に流れました。


それを見た多くの人が…とくにアメリカ国民が
そのテロの仮想現実体験をしたのです。


その仮想現実体験が脳を刺激して、
実際に体験したかのようなイメージを与え、
災害ストレスを生むのです



そしてそのストレスから
不眠の症状を発症するのです。



最近は九州大分を中心とした
水害の映像が繰り返し流れています。


遠隔地ストレスが起きないように
気を付けて欲しいものです。





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